【2013年 永田町大解剖】参院選で自公政権の過半数は至難 自民VS維新の二大政党に ★(下){zakzak}

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【2013年 永田町大解剖】参院選自公政権の過半数は至難 自民VS維新の二大政党に★(下)
2013.01.08
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130108/plt1301080709003-n1.htm
▼全文引用

 政権誕生前から市場が反応し、大きな期待を受けている安倍内閣だが、猶予期間はあまりない。今夏の参院選で衆参のねじれを解消し、国会運営がスムーズにできる体制づくりが必要だ。それには景気対策の目に見える成果が急がれる。

 だが、たとえどんなに参院選で大勝したとしても、単独での過半数は難しい。参議院は3年ごとに半数の改選だ。122の過半数を獲得するには非改選が49議席しかないから73議席が必要となるが、これはほとんど不可能な数字だ。今回圧勝した衆院選での得票を参院選に当てはめても獲得議席は62。連立を組む公明党となら127議席になるが、あくまでも今回の衆院選並みの得票率があったらの話である。

 2大政党の一翼を担う民主党は再び政権奪還に向かいたいところだが、そんな余裕はない。年末の代表選で海江田万里代表を支持したのが小沢一郎氏に近い輿石東前幹事長。対抗馬の馬淵澄夫氏を推した旧執行部の野田、前原グループ。また党が二分された形なのだ。海江田氏と輿石氏のタッグで小沢氏の生活の党を民主党に引き戻すことが取りざたされるが、さすがにそれはないだろう。

 その小沢氏は、衆院選の直前に嘉田由紀子氏を党首にして日本未来の党衆院選を戦った直後に分裂した。国民もあきれたのではないか。政党交付金目的の分党があるのではと予想はしていたが、あまりのあっさりさで、開いた口がふさがらない。参院選では議席が取れないとみるが、年間約8億円の政党交付金を得るために、党の存続にこだわるだろう。

 今回の衆院選で第3極の位置を占めた日本維新の会維新)は、衆院議席数は54で民主党の57に及ばなかったものの、ゼロからのスタートと大激減では勢いが違う。参院選の獲得議席は逆転するだろう。

 自民党との連携がささやかれるが、党内には「石原慎太郎代表が自ら党を出ていってほしい」と口にする議員が多い。大阪市橋下徹市長がトップに立つ体制なら、みんなの党と連携し、民主党からこぼれた議員を受け入れ、衆議院での第2党を模索できる。衆院選がホップで、参院選をステップ、そして次の衆院選で橋下氏も出馬してのジャンプで、民主党に代わり自民対維新の2大政党制を望んでいるのだ。

 15年の歳月でようやく民主党が自民の対立軸に成長したように思えたが、参院選で日本政治の体制がまた変わるかもしれない。(政治評論家・有馬晴海

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