橋下大阪市長（維新）に望む事

★今回は、初の国政選挙で、何も分からないまま選挙戦に突入して選挙違反者を出すなど、不手際も色々ありました。旧「太陽」との「野合的？合流」や、選挙期間中の発言・政策のブレなどもありました。それにも関わらず、国民は維新系の候補者に４０の議席を与えました。旧「太陽」系が１４議席となります。

★完全に、石原氏に利用された印象があります。橋下氏の発言や政策のブレは石原氏に起因した場合がほとんどです。それでも、近畿地区では圧倒的な強さを発揮し、維新系で４０議席は、立派だと思います。それだけ関西の人々は、維新に期待していると言う事でしょう。

この中心人物であり、あるいは過去に中心人物であった人間です。当然ながら旧「太陽」系は、この系譜に属します。

★今日本には、「極右政権」とも言うべき、安倍自民党政権が誕生し、公明党とあわせて、衆議院で３分の２の議席を確保しました。国民は、このような結果を望んでいたのでは、ないと思います。

★維新＝橋下氏が、「日本を改革する」、この期待が維新躍進の原動力でしょう。そうでなければ、あれほど政策や発言がブレまくりながら、これだけの議席が獲得できるわけがありません。

★橋下氏は、「大阪から日本を変える！」と考えた、原点に戻っていただきたいと思います。それには、石原氏とその取り巻きの右翼的政治家とは、キッパリ別れなければなりません。党運営も、完全に石原グループに握られてしまいました。

★今回、維新が一番苦労したのは、選挙資金と国政選挙のノウハウだと思います。もう、年内はムリかもしれませんが、とにかく石原グループと分かれて、新党を立ち上げ、自分たちの選挙資金（政党助成金）を確保しなければなりません。

★夏の参議院選挙は、すぐやってきます。もし、このまま石原グループと一緒にいて、曖昧なままの現在の立場にいれば、果たして次も大阪の人々は、維新を支持してくれるでしょうか？？？

★私は、すみやかに石原グループとは、別れ維新系議員だけで新党を立ち上げるべきであると考えます。維新の城は、大阪です。今は自分の足元を固める努力を、最大限するべきでしょう。大阪を中心とする関西の地域政党として、再出発するのです。

★「人気」で当選した議員は、「人気＝風」が止めば、落選します。次の参議院選挙での当選者を出す事も難しくなるでしょう。石原グループと一緒にいるだけで、維新人気は、がた落ちになっていることは、橋下氏自身が、選挙戦を通じて実感していると思います。

★失敗は、誰にでもあることです。心機一転、原点に戻って党を維新系でまとめ直し、頑張っていただきたいと思います。

★「未来」の失敗と「維新」の成功を、考えるなら国民が何を期待してるのか見えてきます。「国民が期待した維新」に戻って欲しい！政治不毛の中にあって、心底そう思います。