韓国大統領に朴槿恵氏 初の女性、父娘2代<東京新聞 TOKYO WEB>

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韓国大統領に朴槿恵氏 初の女性、父娘2代
2012年12月20日 朝刊
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 【ソウル=辻渕智之】韓国大統領選は十九日投開票され、与党セヌリ党朴槿恵(パククンヘ)氏(60)が当選した。韓国で初の女性大統領となる。革新系の最大野党・民主統合党、文在寅(ムンジェイン)氏(59)を僅差で破り、李明博(イミョンバク)政権からの保守政権が継続する。故朴正熙(パクチョンヒ)元大統領の長女という知名度を武器に、最大の争点となった経済格差の解消に向け「安定感ある変化」を印象づけて支持を集めた。 

 二十日午前一時現在、開票率94・68%で朴氏が得票率51・65%、文氏は47・91%。朴氏は同零時前、ソウル都心の光化門広場で支持者らに「これは危機克服と経済再生への熱望がもたらした国民みんなの勝利だ」と勝利宣言した。

 文氏は十九日夜、ソウル市内の党本部で敗北を認めた。

 朴氏は与党ながら、大企業偏重だった李政権の経済運営を「失敗」と断じた。従来の野党の主張に近い手厚い福祉、雇用創出策を打ち出し、大企業グループの独り勝ち改革策も示した。一方で経済停滞を懸念、厳しい規制策は避けた。

 女性大統領誕生の歴史的意義を強調する半面、大統領の娘として積んだ政治経験や外交・安全保障に精通した保守本流の安定感もアピールした。

 李大統領の竹島上陸で悪化した対日関係は選挙戦で争点にならなかった。朴氏は関係改善に意欲を示すが、「日本が韓国の領土だと認めるのが簡単な解決法」と主張。領土や歴史認識問題で譲らない姿勢も表している。

 対北朝鮮では、ミサイル発射など軍事挑発は強く非難しながら、李政権下で途絶えた対話や人道支援を再開させる方針。非核化の進展を条件に大規模な経済協力も実施する。

 来年二月二十五日に就任し、任期は五年。中央選挙管理委員会によると、有権者は約四千四十六万人。暫定投票率は75・8%で最近三回で最も高かった。
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朴槿恵(パククンヘ)韓国大統領のお父上
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