原発作業員に見る政府の人命軽視と福島の子どもの被曝上限値の異常

asahi.comから引用 2011年10月14日22時20分
原発作業員の被曝上限、事故前の100ミリシーベルトに(引き下げ)
http://www.asahi.com/national/update/1014/TKY201110140490.html
厚労省は、14日原発事故が250mSv(年間)に引き上げられていた被曝線量の上限値を、元の100mSvに引き下げると発表した。省令の改正で来月上旬の施行を目指すとの事です。(mSv=ミリシーベルト

★しかし、この年間100mSvでさえ、欧米基準からすると大幅に上限を超えているのです。欧米基準は、『5年間』の合計で『100mSv』です。
1年平均なら欧米では、20mSv(年間)が上限となります。これは、原発推進を目指す国際放射線防護委員会(ICRP)の基準に準拠しています。

★★★日本の年間100mSvという基準は、欧米基準の『5倍』なのです。元々の基準が、いかにムチャクチャか理解できると思います。250mSv(年間)はムチャクチャの2・5倍です。『ムチャクチャ×2・5=アンタ死になさい』としか計算のしようが、ありません。

★★★政府は、当初この欧米の原発作業者の基準の年間20mSvを福島県の子どもたちに適用していたのです。欧米の原発労働者は、外部被曝だけで20mSvであり内部被曝は一切しないのが前提です。つまり、政府は(内部被曝を加えて考えるなら)福島県の子どもたちに欧米の原発労働者を遥かに超える被曝基準を押し付けていたのです。子供たちは汚染の強い地域に住み、そこで生活して食事もして、呼吸するのです。(原発労働者は、防護服を着て高性能のマスクを装着しています)

★★いかに、福島県の子どもたちに押し付けられた基準、20mSv(年間)がムチャクチャであったか、お分かり頂けると思います。ここに内部被曝が加わるのですよ!!!

★★日本の原発労働者の基準(平時)は、欧米基準の『5倍』です。いかに非常時とは言え、これまで欧米基準の12・5倍の上限値を適用されていたのです。

★そして、これが人命を無視したムチャクチャな基準だとマスコミは、非難しようとしません。

★子どもの被曝上限値20mSvについては、海外メデイアは「信じられない!」と非難していました。
YouTubeから引用(参考)
海外の見方「子供に20mSvの被爆をさせるなんて無茶苦茶です」
(6月10日)
http://www.youtube.com/watch?v=iL1X4aHA1Pg

海外の見方「日本のニュースメディアは、政府に従属し過ぎである」
http://www.youtube.com/watch?v=ntB2xmP6vxM&feature=related
「日本のテレビは助けにならない」(3月19日)
http://www.youtube.com/watch?v=HIG53ZrJDJY&feature=related
海外の見方「今も福島に人が住んでるのが信じられません」
(6月27日)
http://www.youtube.com/watch?v=IQYtPlDQIYY&feature=related
海外の見方「日本政府による情報隠蔽は明らかな人権侵害」
(5月17日)
http://www.youtube.com/watch?v=w2gOYmOA1pY&feature=related
世界はもう、日本政府と東電を信用していないようです
(4月26日)
http://www.youtube.com/watch?v=VrOjQgshjJs&feature=related
海外の見方「日本政府は記者クラブを使って情報統制している」
(4月25日)
http://www.youtube.com/watch?v=Zd2gPUI3lUk&feature=related
Russia Today の放送が多いですが、それを割り引いても、日本政府と日本のマスコミの異常な情報統制ぶりがお分かり頂けると思います。

★★★私たちの住む国は
このような『異常な情報統制』下にあるのです。どうぞ、この事をご理解いただきたいと思います。テレビや新聞の情報を信じていたら運が良ければ「病気」になります。運が悪ければ「死にます」。
『こんな状況に私たちは、おかれているのです。』