脱原発政党 再編の風 未来分党発表 みどり政党化{東京新聞 TOKYO WEB}

★今回の総選挙について、ある人がBlogosに記事を寄稿していました。その中に、「中学生に、何故、原発事故の責任は、自民党にあるのに自民党が選挙に勝ってしまうの??ときかれた」と、言うような趣旨が含まれていました。民主党は、TPPを言い出し、自民党憲法改正だの自衛隊国防軍化だの言い出して、マスコミは「例によって」それを持ち上げ、原発問題や放射能汚染問題は、選挙の争点にされませんでした。また、新聞のアンケートによると、「景気問題」が有権者の一番の関心とされているケースばかりでした。

原発問題と放射能汚染問題は、生存の問題です。これから、日本の社会が存続できるかどうか???の問題です。景気の問題より、優先して取り組む必要があるのは、少し考えれば誰にでも分かる事です。何より、原発事故の責任を問う姿勢が、あるのなら自民党が大勝する事は、「有り得ません」。

★地道に問題を提起し続けるしか道は、ありません。危機は確実に、現実化しつつあります。しかも、チェルノブイリより速いスピードでです。もう、大きな統計数字には、その影が見て取れます。ウクライナは、1986年のチェルノブイリ原発事故から2010年までに10%以上の人口減少に見舞われました。ウクライナの人口のピークは、1993年ごろです。人口が増加していた社会にあってすら、このような統計数字が出ています。

★もし、これが人口減少化社会の日本で起こったなら、どうなるか???
ウクライナより、もっと速いスピードで、急速な人口減少が発生するでしょう。2011年の人口統計とそれ以前を、比較してみてください。死亡者数(年間)の異常な増加が見られます。いつまでも、「事実」から目を背けている事は出来ません。どの時点かで現実と向き合わなければなりません。現実と向き合うのが、速いほど被害を少なく出来るのは、当然に推測できる事です。


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脱原発政党 再編の風 未来分党発表 みどり政党化
2012年12月29日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012122902000097.html
東京新聞 TOKYO WEBから全文引用


 滋賀県嘉田由紀子知事と小沢一郎民主党代表は二十八日、大津市内で記者会見し、日本未来の党を事実上、分党すると正式に発表した。分党の手続きは二十七日に既に終えている。脱原発を掲げた未来の党は結党から一カ月で分裂した。一方、参院議員四人でつくる会派「みどりの風」は二十八日、国会議員二人を新たに加え、政党の届け出をした。みどりの風衆院選前に所属議員が未来の党に移ったことで政党要件を失っていたが、来年の参院選に向けて態勢を再整備した。

 みどりの風谷岡郁子共同代表は同日「野党共闘が必要なのは間違いない。各党の接着剤にもなりうる」と記者団に語った。みどりの風は、参院議員の谷岡、行田邦子舟山康江亀井亜紀子の四氏が所属していたが、未来を離党した亀井静香衆院議員と、新党大地平山誠参院議員が加入。政党要件の五人を満たした。

 脱原発に向けて野党勢力結集の軸となるのは「脱原発基本法案」。法案は「二〇二五年までのできる限り早い時期に、脱原発を実現させなければならない」と明記。市民団体「脱原発法制定全国ネットワーク」が呼び掛け、賛同した議員有志が九月に法案を提出したが、衆院解散で廃案になった。

 法案には民主、社民、みんな、旧国民の生活が第一など超党派の百人余の衆参議員が賛同人に名を連ねた。しかし衆院選を経て賛同者は激減。参院選脱原発を争点化するため、参院主導で法案の再提出を働き掛ける。

 原発政策では、みんなの党渡辺喜美代表も「原発ゼロを目指す勢力と、原発続行勢力との対立軸は明快で、大きな争点の一つ」と指摘する。

 未来の党は、所属国会議員阿部知子衆院議員だけで政治団体となるが嘉田氏は「卒原発の実現を目的に、志を同じくする人々と連携したい」と強調。また未来の党と分党して生活の党を立ち上げた小沢氏も「原発問題などで同じ方向を目指して頑張ることに変わりはない」としている。今後、これら勢力が大同団結していけるかどうかが、参院選に向けての焦点となる。
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