都知事選出馬・松沢氏の勝算 政党支持なければ苦戦必至{zakzak}

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都知事選出馬・松沢氏の勝算 政党支持なければ苦戦必至
2012.11.09
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20121109/plt1211091534002-n1.htm
▼「zakzak」から全文引用

 石原慎太郎氏の辞任に伴う東京都知事選(12月16日投開票)に、松沢成文前神奈川県知事(54)が立候補する。昨年の都知事選では、石原氏から後継指名されて一度は手を挙げたが、突然、石原氏が4選出馬に踏み切ったため、出馬断念に追い込まれた。意地の出馬ともいえそうだが、勝算はあるのか。

 8日の出馬会見で「だます方も悪いが、だまされる方も悪い」と昨年の都知事選立候補辞退について自嘲気味に語った松沢氏。だが、石原都政について「失敗も多かった。不十分だったと思う」と次第に石原氏批判のボルテージを上げ、石原氏の音頭で設立した新銀行東京は「負の遺産。清算する」と一刀両断。2020年東京五輪誘致に関しては「(石原氏は)途中で逃げたが、私は放棄せずに誘致を実現していく」と継続して誘致していく考えを明らかにした。

 松沢氏は慶大卒で松下政経塾出身。新生党新進党民主党などの衆院議員を経て、2003年の神奈川県知事選で初当選し、2期務めた。

 前回の都知事選では、事前の情勢調査で、松沢氏が、東国原英夫前宮崎県知事に大きくリードされていたため、石原氏は不出馬方針を撤回して出馬した。松沢氏は周囲に「このままでは政治家として終わる」と話したといい、今回は意地の出馬といった面がある。

 ただ現在、都知事候補として取り沙汰されている東国原氏や猪瀬直樹副知事らに比べて、松沢氏の知名度は低い。松沢氏は、石原氏から後継指名された猪瀬氏に対して「石原さんの後継者を決める選挙ではない」と牽制したが、古巣の民主党か、自民、公明両党の支持が得られなければ、苦戦は必至だ。会見では、都知事選への対応が決まっていない民主、自民両党との連携について「政策に共感してくれる団体の応援は断らない」と答えたが、成算はあるのか。

 政治評論家の有馬晴海氏は「民主と自公が候補者を絞り切れておらず、自らを選択肢として示したのだろう。松沢氏は元民主党だが、前回は自民党が乗りかけており、可能性はある。議会と行政両方の経験があるだけに、どちらかが応援すれば有力候補になる」と話している。



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