IAEA総会:「原発ゼロ」日本説明 見直す可能性も強調<毎日新聞

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IAEA総会:「原発ゼロ」日本説明 見直す可能性も強調
毎日新聞 2012年09月17日 21時55分(最終更新 09月17日 23時08分)
http://mainichi.jp/select/news/20120918k0000m030076000c.html
▼全文引用


 【ウィーン樋口直樹】国際原子力機関IAEA)の年次総会が17日、ウィーンで開幕し、日本の山根隆治副外相は「30年代の原発稼働ゼロ」を目標とする新エネルギー戦略を初めて全加盟国に説明した。「グリーン電源の開発に最大限取り組む」と決意を表明する一方、経済への影響や国際社会との協力状況をみながら「不断に見直していく」とも強調。将来的な再修正に強い含みを残した。

 新戦略は将来的な原発ゼロを明記しつつ、使用済み核燃料からプルトニウムを取り出す「核燃料サイクル」の継続を確認している。兵器転用が可能なプルトニウムの蓄積には国際的な懸念もあるが、山根副外相は演説で核燃料サイクルの継続には触れなかった。

 これに先立ち、天野之弥IAEA事務局長は冒頭演説で「(福島原発)事故後18カ月を経て、原子力が多くの国にとって重要な選択肢であり続けることは明らかだ」と原子力の重要性を再確認。1年前の総会で承認された原発安全強化に向けた「行動計画」の早期完全履行などを加盟国に重ねて要請した。



(ブログ)福島原発事故と放射能汚染 そしてチェルノブイリ地方の現状