文科省:「もんじゅ」廃炉費盛る 13年度に78億円<毎日新聞

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文科省:「もんじゅ廃炉費盛る 13年度に78億円
毎日新聞 2012年09月07日 20時01分(最終更新 09月07日 22時19分)
http://mainichi.jp/select/news/20120908k0000m040042000c.html
※全文引用


 文部科学省は7日、13年度予算の概算要求で、核燃料サイクル政策の中心的な施設である高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)の廃炉が決まった場合に対応できる「エネルギー政策対応費」として78億円を盛り込んだと発表した。政府が近く決めるエネルギー・環境戦略で中止される可能性があるため。研究を続ける場合には、出力40%で試験運転を行う費用などに充てる。

 文科省や、もんじゅを運営する日本原子力研究開発機構によると、廃炉には原子炉などの解体に約1300億円かかる。もんじゅの場合、冷却剤に使われているナトリウムや、それが付着した機器を処分する費用が別に必要になるという。

 廃炉が決まった場合、文科省は、プルトニウムを含む核燃料などをどのような順番で原子炉から取り出すかや、その処分法などについて研究計画を策定する。

 もんじゅ関連では、設備の維持費や地震対策費などに、今年度並みの174億円を別途盛り込んだ。原発で生じる使用済み核燃料をそのまま地中に廃棄する「直接処分」についても研究費3億円を計上した。【野田武】



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