【橋下維新の参謀】堺屋太一氏が織りなす橋下“経済人脈” ★（４）華麗なる経済人脈<zakzak

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【橋下維新の参謀】堺屋太一氏が織りなす橋下“経済人脈”
★（４）華麗なる経済人脈
2012.09.02
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120902/plt1209020733000-n1.htm
（全文引用）

　「橋下維新の参謀」といえば、経済人らの動向も注目だ。

　「衆院解散・総選挙となり、橋下新党が全国３００小選挙区に候補者を擁立するとなると、その選挙資金は『自前』にしても『献金』にしても、約８０億円はかかるとみられる」（ＰＲ会社関係者）

　この軍資金調達などにあたり、大阪市の橋下徹市長（４３）を支援する経済人脈の存在が取り沙汰されている。

　 「橋下改革を支える経済人の１つのグループは『経済人・大阪維新の会』のメンバーだ。会長は食器用洗剤、ハンドソープなど衛生品などを扱うサラヤの更家悠 介社長。そして、ウエシマコーヒーフーズの上島一泰社長、子供服で知られるミキハウスグループの木村皓一社長などだ」（関西財界人）

　このメンバーはもともと、橋下氏の政治指南役とされる堺屋太一元経企庁長官の人脈。橋下氏が大阪府知事に出馬した際に、選挙の原動力となったという。

　「経済人・大阪維新の会は、府知事や大阪市長など、大阪のことには関わるが、国政である総選挙にはノータッチが原則。だが、イザとなれば個人寄付はあるでしょう」（大阪商工会関係者）

　橋下氏は、大阪商工会議所会頭でもある、京阪電気鉄道の佐藤茂雄相談役とのパイプも太い。

　東京では、ＡＯＫＩホールディングスの青木擴憲会長を中心とする、勉強会が注目されている。

　 メンバーには、青木氏のほか、ニトリホールディングスの似鳥昭雄社長、ドトールコーヒー創業者の鳥羽博道名誉会長、不動産から福祉まで手がけるスターツ コーポレーションの村石久二会長兼グループＣＥＯ、カプコンの辻本憲三会長兼ＣＥＯ、富士ソフトの野沢宏会長、ファンケルの池森賢二名誉会長ら、オーナー 企業経営者らが名前を連ねる。

　勉強会が「橋下氏に急接近しているのでは」といわれる背景は、堺屋氏がブレーンとして同会に深く関わるため。

　「さらに、橋下氏のブレーンである山田宏元杉並区長とも同会は関わりが深い。山田氏が代表を務める日本創新党の結党にも協力したとされる。山田氏と橋下氏が近づいていくなか、同会は『橋下応援団』に変遷しつつある」（都議会議員）

　これらの「財界参謀」に加え、新たにソフトバンクの孫正義社長や、パソナグループの南部靖之代表、オリックスの宮内義彦会長も、橋下氏との関わりが注目されている。

　来月の維新「政党化」によって、これら財界人の動向はさらに活発化するのか。（ジャーナリスト・田村建雄）