放射能汚泥灰が日本中にあふれている!(日刊ゲンダイ・から)

放射能による食品汚染も深刻ですが
それ以外の色々の物でも汚染が深刻であり、しかも、どう処分しようか???
関係者が解決に悩むケースが、沢山発生している模様です。

被災地の放射能に汚染された「ガレキ」の焼却問題もそうです。

そして、下水処理場で焼却され出来た、「高濃度に汚染」された「汚泥焼却灰」を
どう処理するかが、各自治体の大問題になっています。
これも、処理を誤れば将来に放射能汚染源を残してしまう事になります。
さりとて、ほぼ満杯で何らかの処分をせざるを得ない状況のようです。
国は、例によって自治体に「丸投げ」して無責任にも逃げています。
どうしたものでしょう???

日刊ゲンダイから全文引用>
放射能汚泥灰が日本中にあふれている!」

http://gendai.net/articles/view/syakai/132776
国が処理対応を自治体に丸投げ

(2011年9月22日)

 セシウムに汚染された汚泥処理に自治体が頭を痛めている。国は8月下旬、1キロ当たり8000ベクレル超〜10万ベクレル以下の汚泥焼却灰の埋め立てを認める方針を決めたが、埋め立て場所の確保が難しい上、処分方法も明確でないからだ。
 横浜市は先週、横浜港の処分場に汚泥焼却灰を埋め立てる計画を急きょ凍結すると発表した。港湾関係者から「説明がない」と猛反発を食らったためだ。市は 現在、2カ所の下水処理場で汚泥焼却灰を一時保管しているが、埋め立てできなければ処理場はたちまち「満杯」になってしまう。高濃度汚染の汚泥焼却灰を抱 える千葉・流山市は「今の一時保管場所の残り時間はあと10日ほど」(市関係者)だといい、茨城県も県内9カ所で800トンを超える汚泥焼却灰の保管を余 儀なくされている。
 東京都は23区分に限って、臨海地区に埋め立てを始めているが、多摩地域分は「未定」で、今や汚泥焼却灰の処理にどの自治体もニッチもサッチもいかなくなっている。
「まず埋め立て場所の確保が難しい。放射性物質が飛散したり、地下水を汚染したりする恐れがあるとして、地元住民の反対に遭うからです。環境省は埋め立て 方針を自治体に通知しただけで、具体的な説明が全くありません。例えば、埋める際にはセメントなどで固化――というが、どこのセメント業者が汚染焼却灰の 搬入を引き受けてくれるというのか。処理費用はどうするのか。自治体に対応を丸投げしているのです」(自治体関係者)
 原発事故当時、深刻な放射能汚染はない――と散々言いながら、今さら汚泥焼却灰の処分は自治体でやれ、というのは無責任だ。このままでは、日本中に汚泥焼却灰があふれることになる。いっそのこと、汚泥焼却灰は東電経産省の敷地に運び込んだらどうか。