過酷事故(シビア・アクシデント)対策マニュアル→東電の場合

最初から、素直に「白状」したらどうか???と思う。
「想定外でした」
ごく形式的な、「お飾り」の文書しか作っていなかったんだと推測する。
キチンとしたマニュアルが存在するのなら、公式に提出出来るはずである。

JCASTニュースによると(一部抜粋引用)
http://www.j-cast.com/tv/2011/09/13107060.html
福島第1原発事故の原因を究明するため、衆院科学技術・イノベーション推進特別委 員会(川内博史委員長)が東京電力に再提出を求めていた「過酷事故の運転手順マニュアル」は、やはり真っ黒く塗られ、表紙と目次だけのわずか3枚の紙だっ た。委員会は政府に経産相名の提出命令を出すことを求めている。 」
「川内委員長が12日(2011年9月)に明らかにしたところによると、東電が再提出した3枚の紙は1枚が手順マニュアルの表紙、残り2枚が目次で、 目次の50行のうち48行は墨で黒く塗られていた。しかも3枚の紙はその場で東電が回収していったという。川内は「墨塗りだらけの資料では議論にならない わけで、経産省を通じ13日再々再度の要請を行う」としているが、実際は経産相名で東電に提出命令を出すことになるが、期限は切らないという。 」

と言う事のようで、「表紙と目次の3枚」で、しかも墨で黒く塗られていて読めるのは、「3行」だけでそうである。
東電隠蔽体質は、健在である。
全てにおいて、「隠蔽」しようとする。
この体質は、変える事は不可能だと思う。
もう、倒産同然なのであるから、正規の手順に従い「会社更生法手続きの申請」をさせるべきであろう。その上で、情報開示し、事故対応に専門の学者・技術者を採用し、更に被害者救済や事故被害補償を進めないと、全ての事が前に進まないと思うのである。

<関連記事>
産経新聞
東電、シビア事故手順書「黒塗り」で提出 衆院が全面開示要請
2011.9.13 09:57
http://sankei.jp.msn.com/economy/news/110913/biz11091309580005-n1.htm

朝日新聞
50行中48行黒塗り 東電、国会に原発事故手順書提出
http://www.asahi.com/national/update/0912/TKY201109120347.html
読売新聞
表紙・目次を開示、大半黒塗り…過酷事故手順書
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110912-OYT1T00686.htm

余程、御用マスコミも腹が立ったようで各社、同じ内容を報道している。
いつも、こうしてくれると良いのだが・・・・
最早、東電は公的管理以外、運営の方法が無い!!!と思うのである。