【中国の本性】習近平氏が反日デモを指揮? 尖閣巡り「習VS胡」激化★(2){zakzak}

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【中国の本性】習近平氏が反日デモを指揮? 尖閣巡り「習VS胡」激化★(2)
2012.10.24
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20121024/frn1210240710000-n1.htm
▼「zakzak」から全文引用

 香港の活動家が8月に尖閣諸島に上陸してからの日中対立について、日本の一部世論にまで「日本政府の国有化が原因だ」とする意見がある。見当外れも甚だしい。国有化しなくても、2年前には、中国側の挑発行為である漁船衝突事件が発生している。

 国民党との「国共内戦」に勝ち抜いて中華人民共和国を樹立した共産党は、朝鮮戦争後も、インドやソ連ベトナムと限定戦争を続けてきた。戦争で国を建てた革命政権は、米帝ソ連社会主義帝国など仮想敵国がなければ存立できない。

 特に、民主化を求めるデモ隊と軍が衝突した1989年の天安門事件後、江沢民政権は「民族主義愛国主義、中華振興」を国是に掲げ、日本を仮想敵国として、生き残りを図ってきた。

 中国は70年代以降、「尖閣領有」を反日のお題目にしてきたが、背景に、共産党内部の権力闘争があることはよく知られている。もちろん、今回も例外ではない。

 来月8日から、第18回中国共産党大会が開催される。現在、江沢民国家主席をボスとする「上海閥」と、次期党書記が予定されている習近平国家副主席の「太子党」、胡錦濤国家主席率いる「団派(共産主義青年団)」の勢力争いが、激化している。

 日本の世論には「政権末期にメンツを潰された胡錦濤氏が反日デモを仕掛けた」という説があるが正確ではない。確かに、温家宝首相は「半歩も譲らない」と強硬発言をしたが、実は、胡・温体制は、国有化を黙認しようとしていた。

 8月末に実務官僚を通じて、「上陸しない」「構造物をつくらない」「資源調査・環境調査をしない」という「3ない原則」を守るなら、そのまま黙認すると、日本側と裏交渉の段階に入っていたのだ。

 歴史的にも、国際法的にも「尖閣領有」の論拠が崩れている。しかも、香港の活動家が尖閣上陸後、待機していた沖縄県警に逮捕・強制送還された映像は、日本の実効支配を国際的に宣伝するものだった。

 胡・温体制としては、尖閣諸島が、中国で「軍国主義のボス」と見なされる東京都の石原慎太郎知事の手に渡るより、「日本政府の手に入った方がマシだ」という二者択一の選択を行わざるを得なかったのだ。

 一方、団派の攻勢で劣勢に追い詰められていた習近平氏は、一気に逆襲に出た。2週間にわたって動静不明となり、「病気」「暗殺未遂」「軟禁」などさまざまな噂が流れたが、私が得た情報は違う。

 習近平氏は「胡・温体制はこの10年、一体何をやったのか」「彼らは無能だ」と吹聴し、古巣の浙江省に籠もり、反日デモ尖閣強奪作戦を指揮していたようなのだ。

 黄文雄(こう・ぶんゆう) 文明史家、評論家。1938年、台湾生まれ。64年、留学のため来日し、早稲田大学商学部卒業、明治大学大学院西洋経済史学修士。現在、拓殖大学日本文化研究所客員教授。1994年、巫永福文明評論賞。著書に「日本人はなぜ中国人、韓国人とこれほどまで違うのか」(徳間書店)、「中国人が死んでも認めない捏造だらけの中国史」(産経新聞出版)など。




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