「ビンラディン容疑者殺害=米同時テロ事件を首謀-パキスタンで軍事作戦」というニュースについて(2011年05月02日 19時31分)
歴史の皮肉・・・・・
「ビンラディン容疑者殺害=米同時テロ事件を首謀-パキスタンで軍事作戦」というニュースについて
ビン・ラデインが、とうとう射殺されたとの事。
しかし、彼がアフガンへ行ったのは「アラブ義勇軍」としてである。
時は、ソ連の「アフガン侵攻」の時代。
アメリカも密かにCIAを通じてムジャヒデインやアラブ義勇兵に援助をしていた。彼らは、勇敢に戦い続けて、ソ連をアフガンから駆逐した。
その後、どうしてビン・ラデインが「反アメリカ」に変わって行ったのか
正確な理由は、知らない。
もし、アメリカがソ連撤退後、アフガンを経済的に援助し、アフガンの
国家・社会の復興を手助けしていたら、その後の流れは全く違っていたのではないかと思うのである。
当時、アメリカも経済的に今ほど余裕が無かったと言う理由もあるではあろう。しかし、そうしていたら・・・と、つい思ってしまう。
彼も、「東西冷戦の犠牲者」の一人でもある。
残虐無残なテロリストも、イスラム過激原理主義者から見るならば
「英雄」である。
「超大国」のエゴに振り回された彼を、複雑な思いで考えている。
彼は、「悪なのか?」
「正義なのか?」
歴史に聞いて見ないと、何とも自分には言えない。
2011年05月02日 19時31分