石原氏辞職:「置き土産」に苦慮 尖閣、教育など課題山積{毎日新聞}

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石原氏辞職:「置き土産」に苦慮 尖閣、教育など課題山積
毎日新聞 2012年11月01日 22時37分(最終更新 11月01日 22時57分)
http://mainichi.jp/select/news/20121102k0000m040110000c.html
▼「毎日新聞」から全文引用


 石原慎太郎氏(80)の任期途中の辞職に伴う東京都知事の不在が、都政に影響を広げている。石原氏の意向が強く働いていた教育委員人事は、都が新知事でないと再任を決められないと判断し、12月末から1人欠員となる公算が大きい。尖閣諸島購入・活用の寄付金も、国への譲渡に向けた基金化が当初予定の12月から先送りされる見通しだ。都職員は「石原色があるものには手を付けられない」と対応に苦慮する。

 都の教育委員は6人おり、脚本家の内館牧子氏(64)▽日本サッカー協会最高顧問の川淵三郎氏(75)▽元マラソン選手の瀬古利彦氏(56)ら著名人が名を連ねる。

 このうち川淵氏は12月24日が任期満了。再任には議会同意が必要だが、都は12月定例会に人事案を提出しない方向で検討している。「教育委員人事は石原色が特に強い。事務方に再任、退任は決められない」という理由だが、都教委の幹部職員は「いじめ問題が注目されている時期の欠員は都民感情を考えるとどうなのか」と悩む。

 約15億円が集まった尖閣諸島寄付金の基金化条例案も、新知事の判断を仰ぐことに。都幹部は「基金化は財務手続き上も必要だが、尖閣諸島の活用策や国への寄付金譲渡の条件を答弁できる立場の者がいない」とこぼす。

 都は12月定例会に、工事の契約など事務的な議案だけを提出する予定。知事の職務代理者になっている筆頭副知事猪瀬直樹氏(65)が29日告示の知事選に立候補すれば、さらに別の副知事が職務代理者になるため、都議会関係者は「議論は低調にならざるを得ない」と話す。【柳澤一男、清水健二】



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