石原氏「大連合」号令もたちあがれない?みんなの党と連携議論「ない」

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石原氏「大連合」号令もたちあがれない?みんなの党と連携議論「ない」
(2012年10月28日06時03分 スポーツ報知)
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▼「スポーツ報知」から全文引用

 東京都の石原慎太郎知事(80)と、「石原新党」の母体となるたちあがれ日本(たち日)の幹部が、連携先をめぐって早くも意見の食い違いを見せ始めた。たち日の園田博之幹事長(70)は27日、みんなの党との連携に対し「議論をする予定はない」と明言。26日の定例会見で第三極の大連合結集をブチ上げ、みんなの党にも秋波を送った石原氏の意向にそぐわない発言で、このままでは石原氏の構想が“かけ声倒れ”となる可能性も出てきた。

 石原氏の「第三極大連合」に、身内が“待った”をかけた。「石原新党」の母体となる「たち日」の園田幹事長は27日、読売テレビの番組に出演後、記者団に対し「日本維新の会とは双方で『話を進めよう』という前提があるが、みんなの党とはまだそういう関係ではない。今のところ議論する予定はない」と述べ、みんなの党とは当面、連携の協議は行わない考えを口にした。

 石原氏は26日の会見で、自民・民主勢力以外の第三極を結集し「大連合」を組む構想を披露。大同小異の方針を示し、たち日の党員から「みんなの党とは組めない」など異論が続出したことについて「永田町の人間は視野が狭い」と不満顔を見せていた。さらに石原氏は、みんなの党渡辺喜美代表(60)と近日中にも会談する意向も示していたが、この日の園田幹事長の発言は第三極グループが“大異小同”であることを白日の下にさらした形となり、石原氏の大連合構想に水を差してしまった。

 「みんなの党」の渡辺代表は、ツイッターなどで「増税原発容認なら民自公幕藩体制の補完勢力」と石原新党には批判的な見解を示していた。26日の会見では「基本政策も政治理念も違う」と連携自体にも否定的。「たち日」「みんな」両党の議員たちは反発し合っているにもかかわらず、石原氏だけが突っ走っている状況だ。

 園田氏も、この日の読売テレビの番組では、橋下徹大阪市長(43)率いる日本維新の会など第三極勢力との選挙協力について「大政党でない者同士は小異を捨てて大同につき、協力をしなければいけない」と述べたが、その後の会見では一転、みんなの党へのアレルギー反応が出るなど混乱は明らかだ。

 自民党菅義偉幹事長代行(63)は同日、テレビ東京の番組で、第三極の大連合の可能性に「一つにまとまるかは非常に疑問。政策がバラバラなら、数あわせの野合だけで終わってしまう」と指摘。民主党前原誠司国家戦略担当相(50)も「基本政策が一致しないと選挙互助会を広げるだけ」と疑問を呈した。

 石原氏と「たち日」のメンバーの間できしみも出てきた「石原新党」。“第三極大連合構想”は早くも暗礁に乗り上げ始めている。

(2012年10月28日06時03分 スポーツ報知)



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