法相辞任:後任、滝氏で調整 首相「任命責任ある」{毎日新聞}

毎日新聞
ホーム>http://mainichi.jp/
法相辞任:後任、滝氏で調整 首相「任命責任ある」
毎日新聞 2012年10月24日 02時30分
http://mainichi.jp/select/news/20121024k0000m010100000c.html
▼「毎日新聞」から全文引用

田中慶秋法相=藤井太郎撮影
http://mainichi.jp/graph/2012/10/23/20121023k0000e010162000c/001.html
 外国人献金暴力団関係者との交際が発覚した田中慶秋法相(74)は23日午前、体調不良を理由に野田佳彦首相に辞表を提出し、受理された。田中氏を巡っては、「公務」を理由に国会審議を欠席したことに対し批判が強まっており、事実上の更迭となる。

 田中氏は辞任に関する記者会見は行わず、「体調が許さず、国会停滞など国民へご迷惑をかけることは忍び難く、職を辞することを決断した」との談話を発表した。

 野田政権の閣僚辞任は、昨年9月に東京電力福島第1原発事故をめぐる不適切な発言をした鉢呂吉雄経済産業相に続き2人目。09年9月に発足した民主党政権の閣僚辞任・罷免は8人目となる。1日の内閣改造から約3週間での閣僚辞任で、野党が首相の任命責任を追及するのは必至。首相は後任の人選を急いで立て直しを図るが、野田政権に大きな打撃となりそうだ。

 田中氏は23日午前9時、法相秘書官を通じて藤村修官房長官に首相宛ての辞表を提出した。田中氏は同日午前の閣議を欠席し、首相は閣議後の閣僚懇談会で「いくつかの症状で加療が必要だ」と説明。藤村氏は同日午前の記者会見で、首相の任命責任について「あくまで体調不良なのでいかんともしがたい。任命責任にはつながらない」と強調した。

 田中氏は公務を理由に18日の参院決算委員会を欠席し、野党各党は「閣僚の答弁義務を定めた憲法63条違反だ」と批判。政府・与党内でも「辞任は避けられない」との見方が大勢になっていた。田中氏は当初、法相続投に意欲を示していたが、特例公債法案などを審議する29日召集の臨時国会を控え、辞任に追い込まれた。

 田中氏は法相に就任直後の今月4日、自身が代表を務める民主党支部が外国人の経営する企業から献金を受け取った問題が発覚。12日の会見では約30年前に暴力団幹部の仲人を務めたと認めた。田中氏は体調不良を訴え、19日の閣議を欠席し、22日まで東京都内の病院に入院していた。

 田中氏は衆院神奈川5区選出で、現在6期目。民主党の旧民社グループ会長を務め、法相兼拉致問題担当相として初入閣した。田中氏は23日の談話で、拉致問題担当相として「(拉致問題が)節目の10年目を迎えるにあたり、被害者家族の期待に応えられず申し訳ない」と陳謝した。【横田愛、阿部亮介】


★関連記事
MSN産経ニュース
後任に滝前法相、拉致担当は官房長官兼務 首相が意向固める
2012.10.24 01:12
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121024/plc12102401150001-n1.htm

MSN産経ニュース
「なぜ大臣に」「権力を私物化」 識者、首相の判断を批判
2012.10.23 14:21
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121023/crm12102314230018-n1.htm

朝日新聞デジタル
野党、首相の任命責任を追及 法相辞任、仙谷氏も批判
2012年10月23日13時42分
http://www.asahi.com/politics/update/1023/TKY201210230211.html



★関連ブログのご案内
福島原発事故と放射能汚染 そしてチェルノブイリ地方の現状(北の山じろう)
☆ホームページのご案内
関東・寄せ集め民報(ニュース・記事)
福島第1原発事故と原発問題、チェルノブイリ原発事故関係情報案内所
福島原発事故と放射能環境汚染・食品汚染・健康被害、チェルノブイリ関連情報案内所