原発のごみ「最終処分撤回を」 学術会議提言<朝日新聞

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原発のごみ「最終処分撤回を」 学術会議提言
2012年9月11日19時20分
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 日本学術会議は11日、原発から出る高レベル放射性廃棄物の量を総量規制し、数十〜数百年間暫定的に保管するべきだとする提言をまとめ、内閣府原子力委員会に提出した。現行の地中に廃棄する最終処分政策を白紙に戻し、抜本的な見直しを求める内容。提言を受け、原子力委員会は年内にまとめる国の原子力政策大綱の議論に反映させる。

 現行の政策では、原発から出る使用済み燃料はすべて再処理される。再処理で出る高レベル放射性廃棄物は国内の地下300メートル以深に廃棄することになっている。現在、政府は使用済み燃料の再処理について見直しを含めて検討している。

 原子力発電環境整備機構が2002年、候補地選びに向けて自治体を対象に公募を始めたが難航している。状況を打開しようと、原子力委員会は10年9月、政府の特別機関として学者らが政策提言をする日本学術会議に提言のとりまとめを依頼。学術会議は検討委員会を作り議論してきた。



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