総裁vs幹事長、引くに引けない谷垣・石原氏<読売新聞

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総裁vs幹事長、引くに引けない谷垣・石原氏
(2012年9月8日11時07分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20120908-OYT1T00369.htm?from=main1
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 自民党総裁選(14日告示、26日投開票)をめぐり、谷垣総裁(67)と、総裁を支える立場の石原幹事長(55)がともに出馬に意欲を示し、引くに引けない状況に陥っている。

 7日に大島理森副総裁を交えて3度会談し、一本化を模索したが、不調に終わった。谷垣、石原両氏は8日も調整を続ける考えだが、党内では執行部内の「亀裂」が露呈したことを「自民党にとってマイナスだ」と懸念する声が強まっている。

 谷垣氏は7日の記者会見で、「執行部は一本化して総裁選にあたるべきだという声もある。大島副総裁が調整役をしている。その努力には応えていく」と語った。ただ、自らの出馬辞退の可能性を問われると、「(自分には)強い責任があると考えている」と否定的な考えを示した。

 関係者によると、都内のホテルでの1回目の会談で、大島氏が「勝てる候補」による一本化を提案。党本部での再会談では大島氏が「勝てる候補」として谷垣氏を指名した。しかし、石原氏は「応じられない」と拒否し、3度目の会談も平行線だった。

 谷垣氏は3日に出身派閥の古賀派会長の古賀誠元幹事長に支持を要請したが、古賀氏は「若い人を支持したい」と断った。このため、谷垣氏の陣営は、古賀派だけでなく幅広く推薦人集めに乗りだし、立候補に必要な20人確保のメドが立ったとしている。谷垣氏陣営の6日夜の会合には、伊吹派河村建夫選対局長や無派閥の棚橋泰文元科学技術相らが出席した。

 党内では、谷垣氏について「民主党政権の首相を2人退陣に追い込み、各種選挙に勝った実績をもう少し考慮しても良い」との指摘も出ている。また、石原氏が2日の講演で「谷垣総裁を支えるために政治をやってきたのではない」と語ったことが、「谷垣氏がかわいそうだ」といった同情論を生み、谷垣氏支持につながっている側面もある。

 一方、石原氏の陣営は、谷垣氏が推薦人を確保できなければ、石原氏の出馬の環境が整うと楽観視していただけに、想定外の事態となっている。
(2012年9月8日11時07分 読売新聞


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