谷垣総裁、３党合意破棄の可能性も(スポーツ報知)

★「スポーツ報知」から全文引用

谷垣総裁、３党合意破棄の可能性も

（2012年6月28日19時23分スポーツ報知）

　自民党の谷垣禎一総裁は２８日の記者会見で、消費税増税法案への民主党内の大量造反に対する野田佳彦首相の対応次第では、民主、自民、公明３党による修正合意の破棄もあり得るとの認識を示した。「合意を真剣に推し進める力や政権担当能力がなくなったら、（合意に）お付き合いするのはなかなか難しい」と述べた。

　同時に「３党合意への造反で、合意の基礎が崩れた。政権担当能力はどう処分するかにも関連する。信頼回復のため真摯な対応があるか見せてもらう」と強調。「野田政権は基盤が非常に脆弱になっている。国民に信を問う必要性はますます強まっている」とも指摘し、早期の衆院解散・総選挙を重ねて求めた。

　伊吹文明元幹事長は派閥会合のあいさつで「首相は自公両党の党首に正式に謝罪すべきだ。一番迷惑を掛けた民主党の代表が、処分について『他党にとやかく言われたくない』とは何という言い草か」と首相の言動を批判した。

（2012年6月28日19時23分スポーツ報知）