東電の料金値上げは「独禁法違反」だ!

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日刊ゲンダイ」から全文引用
東電の料金値上げは「独禁法違反」だ!
2012年4月5日
http://gendai.net/articles/view/syakai/136015

天敵 川口商工会議所が再び決起
<今度は公取委に申し入れ>

 東京電力に怒り心頭の埼玉県の川口商工会議所(会員数約7600社)が再び噛みついた。
 今月から始まった東電の企業向け電気料金17%値上げは、独占禁止法違反(優越的地位の乱用)だとして、来週、公正取引委員会に是正措置を求める申告書を提出することを決めたのだ。
 同会議所は、東電が1月に値上げを発表した際、いち早く「契約更新の前なら、値上げ分を拒否できる」ことを見破り、東電の西沢社長に「説明不足をお詫びしたい」と陳謝させた“実績”がある。結局、東電は対象企業の約20%からしか値上げの同意を得られていない。東電にとって同会議所は、天敵みたいなものだろう。
 会頭の児玉洋介氏はこう憤る。
「この地域は電力に依存する中小製造業が多く、値上げは大打撃です。実質、東電としか契約できないのに、納得できる説明もないまま、一方的に値上げするのはおかしい。横暴さも感じます。公取委にはしっかりと判断してもらいたい」
 山梨県のスーパーなどでつくる団体も先月、同様の申告を公取委にしている。
「値上げ」そのものが無効だという動きに対し、東電側はどこ吹く風。新料金に賛同できなければ、送電を停止することまで示唆している。
東電にしてみれば2000年の電力自由化で、企業向けの料金値上げは認められている。次は『家庭向け料金の値上げ』に着手したい、という思惑があるのでしょう」(経済ジャーナリスト)
 あれだけの事故を起こし、迷惑をかけていながらフザケた話だが、こうなると公取委の判断が注目される。値上げは独禁法に抵触するのか――。
公取委が『値上げは不当』と判断する可能性はあります。かつて『吠(ほ)えない番犬』と揶揄(やゆ)された公取委ですが、10年ほど前にヤリ手の委員長が就任し、権限も強化されて、“優越的地位の乱用”の摘発をバシバシ行っている。たしかに電力会社の企業向けの値上げは、国が容認しているものですが、実質、地域独占の会社にそこまで許していいのか、判断は分かれるところです。公取委は独立機関。最近の姿勢を見ているとアッという決定を出すこともあり得ます」(独禁法に詳しい後藤昌弘弁護士)
 東電はタカをくくっている場合ではない。


★関連記事
MSN Japan産経ニュース
川口商議所が東電独禁法違反で申告へ 値上げが「鋳物の街」を直撃
2012.4.4 22:38 (1/2ページ)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120404/stm12040422390006-n1.htm

朝日新聞
東電値上げに「NO」
2012年04月01日
http://mytown.asahi.com/saitama/news.php?k_id=11000001204020005