シイタケ。タケノコ。焼却灰。

MSN Japan産経ニュース
シイタケが新基準値超え 8生産者に出荷自粛 千葉県
2012.3.22 22:28
(h)ttp://sankei.jp.msn.com/region/news/120322/chb12032222290009-n1.htm

 千葉県森林課は21日、千葉、木更津、睦沢、富津の4市町の8生産者が栽培したシイタケから、それぞれ1キロ当たり110・4〜316ベクレル放射性セシウムを検出したと発表した。国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)よりは低いが、4月以降の新基準値(同100ベクレル)を上回っているため、県は生産者に出荷自粛を要請した。市場には出回っていないという。

 同課によると、新基準値を超えた場合、現在は生産者単位で出荷自粛を要請しているが、4月以降は市町村単位での出荷制限となる。県内ではこれまで、18市計31人のシイタケ生産者が、新基準に従い出荷自粛要請を受けている。


毎日新聞 2012年3月22日 地方版
放射性物質:新基準値、全食品で先行運用開始 県、国の厳格化に先駆け /千葉
(h)ttp://mainichi.jp/area/chiba/news/20120322ddlk12040214000c.html
 4月から厳格となる国の食品の放射性物質の新基準値について、県は21日から、県産の全食品について、本格的な先行運用を開始した。県内農産物の流通期間を考慮し、国の運用開始後、新基準値を上回る食品が市場に出回らないようにするための措置。新たに香取市産のタケノコで新基準値1キロ当たり100ベクレルを超える同130ベクレルが検出され、県は同日、タケノコの出荷自粛を同市に要請した。

 国が示した食品中の放射性セシウムの新基準値は、一般食品が1キロ当たり100ベクレル、牛乳、乳児用食品が同50ベクレル、飲料水が同10ベクレルで、食品衛生法に基づき、基準値を超えた食品は出荷停止になる。

 県農林水産政策課によると、県の独自措置の対象は全食品。国は米と牛肉は9月末まで、大豆は12月末まで、経過措置として暫定規制値の適用を可能としているが、県は、新基準値以上の数値が出た場合は出荷自粛を要請する。新基準値の適用について、県は16日付で全市町村やJAなど関係機関に通知済み。

 新基準値は飲食する状態で検査するのが特徴で、お茶の場合、これまで荒茶の状態で同500ベクレルを超えたものが出荷停止となっていたが、新基準値は荒茶または製茶10グラム以上を熱水に60秒浸し、抽出した飲用茶の状態で同10ベクレルを超えた場合、出荷停止となる。

 県はすでにシイタケについて新基準値を超えた18市町の生産者に出荷自粛を要請。魚介類についても、手賀沼でとれたモツゴとフナが新基準値を超え、関係漁協に対し、出荷自粛を要請している。【斎藤有香】



MSN Japan産経ニュース
香取市産タケノコ 出荷自粛要請 千葉
2012.3.21 22:39
(h)ttp://sankei.jp.msn.com/region/news/120321/chb12032122400002-n1.htm

 千葉県森林課は21日、香取市内で生産されたタケノコから1キロ当たり130ベクレル放射性セシウムを検出したため、同市に出荷自粛を要請したと発表した。国の暫定基準値(1キロ当たり500ベクレル)よりは低いが、4月以降の新基準値(同100ベクレル)を上回っているため。市場には出回っていないという。

 県内では35市町村でタケノコを栽培している。平成22年度の出荷量は、280トンで全国16位。出荷自粛要請は今回が初めて。

 県はまた、昨年8月〜今年3月に検査した18市31人の生産者が栽培する原木施設・露地シイタケが新基準値を上回ったため、今月9日に出荷自粛を要請したことも明らかにした。


MSN Japan産経ニュース
汚染灰抱え再稼働 柏市のクリーンセンター 千葉
2012.3.13 21:33
(h)ttp://sankei.jp.msn.com/region/news/120313/chb12031321340006-n1.htm

 千葉県柏市は13日、放射性セシウムを含む焼却灰の保管場所がなくなったため停止していた、ごみ処理施設「南部クリーンセンター」の操業を再開した。灰の放射性セシウムの濃度を高めるとして、草や木の枝などの焼却を制限し別の施設で保管してきたが、限界に近づいたため。今回、同センター内に新たに灰の保管場所を確保した。ただ、市は操業できる期間を約45日間と見込んでいる。

 草や木の枝は市第二最終処分場で仮保管しているが、1989トンに達し焼却せざるを得なくなった。ほかのごみと混ぜて焼却することで、放射性セシウムの濃度の大幅な上昇を防ぐ。

 同センター内で保管している焼却灰は、207トン(ドラム缶1049本分)と満杯状態だったが、従来の地下だけではなく1階のわずかなスペースを空けてドラム缶約300本分の保管場所を確保した。

 同センターでは昨年6月、焼却灰から1キロ当たり最大7万ベクレル放射性セシウムを検出。国の基準で埋め立て可能な同8千ベクレルを大幅に上回ったことから、9月に焼却を停止。他の施設ではごみ処理が追い付かなくなった11月に稼働を再開したが、灰の保管容量が限界に近づき今年1月に再び停止していた。