又、自治体が被災地の「ガレキ」の受け入れを決めるようです。

神戸新聞から全文引用
基準明確化前提で震災がれき処理検討 関西広域連合 
2011/12/11 10:08
http://www.kobe-np.co.jp/news/shakai/0004675929.shtml
 関西広域連合(連合長・井戸敏三兵庫県知事)は10日、京都市で会合を開き、東日本大震災がれき処理の受け入れを前向きに検討する方針を決めた。福島第1原発事故で拡散した放射性物質への懸念があるため、受け入れ前に国に処理する際の安全基準の明確化などを求めることで合意した。

 環境省は岩手、宮城両県で発生した災害廃棄物の受け入れを全国の自治体に要請。8月に広域処理の安全性ガイドラインをまとめた。しかし、放射性物質への懸念があり、東京都など一部自治体を除き、受け入れは進んでいない。

 国への申し入れでは、安全基準に加え、広域処理が必要な全体量や処理方法、スケジュールの明確化を要請。処理施設の候補に近畿の自治体などでつくる埋め立て場があることから、水に溶けやすい放射性セシウムの性質を踏まえ、処理指針を示すことも求める。

 受け入れをめぐっては大阪府は専門家委員会で、兵庫県は県内部で検討しているが、安全性の課題から兵庫の全市町は受け入れ困難との姿勢を示している。

 一方、知事就任後初めて会合に出席した松井一郎大阪府知事は「地方分権を進めることが関西の発展につながる。関西が力を付けるために協力したい」と述べた。(井関 徹)



震災がれき受け入れ 兵庫県知事、国の姿勢に懸念 
2011/12/10 08:20
http://www.kobe-np.co.jp/rentoku/shakai/higashinihon/0004674216.shtml

国が全国の自治体に東日本大震災のがれき受け入れを求めていることについて、井戸敏三兵庫県知事は9日の県議会本会議で「広域処理の全体方針や、放射性物質に汚染された災害廃棄物の取り扱い基準が不明確」と国の姿勢に懸念を示し、明確になれば受け入れを前向きに検討する意向を示した。

 岸口実議員(民主党・県民連合)の質問に答えた。

 環境省は岩手、宮城両県で発生したがれきの受け入れを要請。8月に広域処理の安全性ガイドラインを策定し、2度の改訂を行った。しかし、放射性物質への懸念から東京都など一部自治体を除き、進んでいない。

 井戸知事は課題を「全体の処理方針と処理方法、処理量、スケジュールなどが不明確」と指摘。廃棄物の種類や処理方法で放射線量の基準が異なることについても「(県民に)安全確保の一貫した説明ができず、これらをクリアする必要がある。十分な理解を得て、協力できる状況になれば対応したい」と述べた。(井関 徹)