福島原発事故当時の状況2011年5月22日(日) 12:10

これを、ウオールストリートジャーナル日本版が報じています。
記事タイトル
福島第1原発、事故直後の新事実が明らかに―WSJ分析
2011年 5月 18日 15:42 JST
http://jp.wsj.com/Japan/node_237921

これを読むと、足りない部分もありますが、何故か日本の新聞より
分量と内容が多いように思うのは、私の考え違いでしょうか?

それは、イイのですが、当時、電源喪失の状況が把握できていなかった事が分かります。
更に、電話回線が停電により使用できず、東京と連絡出来なかった事も、分かります。

災害・事故用に、備品として準備されていたのは、私の記憶では、衛星電話2個だけだったと思います。他に、放射能防護服が50着あと何か少し。これだけだったと思います。

甘きに過ぎた「災害想定」、事故発生時の装備・備品がほとんど無かったこと、電源喪失時の対応マニュアルも事前訓練も全くなされていなかった事、などなど反省すべき材料は富士山ほどあります。

早急に、他の原発において、上記を踏まえた対応・準備をして欲しいと思います。


更に、菅総理は、一方的に13日、現地視察をしたことを非難されていますが、上記を考えると連絡手段が無かったとも考えられます。
だから、自分の目で、確認したかったのでは、ないかと推測します。
この件は、東電本社が状況をほとんど把握出来ていなかった事が主因と思います。

連絡手段が、キチンと確保されていたなら、また、東電本社で現地の状況が正確に把握されていたなら、菅総理が現地に行く必要など無かったハズです。この点を、報道したマスメデイアは、あったのか??疑問です。

ですもので、最初の分けの分からない政府の対応、東電東京本社の対応も、連絡手段がほとんど無かったと考えると、納得はしませんが、状況は理解できます。

如何に、事前の準備・備えが大切か!!!良く、政府も行政も電力会社も考えて欲しい!!!と思います。
原発が、巨大で、超危険なプラントだとの認識があれば、事故はあれほどまでに、ヒドイ事にはならなかったと思います。

第一、1号機を耐用年数を越えて使おうなどとは、考えなかったハズです。

<追記>
1号機と3号機の水素爆発の映像が、インターネット上に流れていますが、それを見ると明らかに3号機の爆発の規模が多きかった事が
分かります。
これは、3号機がMOX燃料を使用していた為では、ないか???
と推測されます。
MOX燃料
説明URL
http://ja.wikipedia.org/wiki/MOX%E7%87%83%E6%96%99