背景に習近平体制揺らぎの指摘も 中国少将「開戦の一発だ」発言{zakzak}

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背景に習近平体制揺らぎの指摘も 中国少将「開戦の一発だ」発言 
2013.01.17
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130117/frn1301171144002-n1.htm
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 中国人民解放軍幹部が「日中開戦」を明言したことが注目されている。日本政府が、沖縄県尖閣諸島周辺を領空侵犯する中国機への警告射撃を検討していることについて、彭光謙少将が「日本が曳光(えいこう)弾を1発でも撃てば、それは開戦の1発を意味する。中国はただちに反撃し、2発目を撃たせない」と語ったのだ。中国政府への国民の不満を、日本に転嫁する思惑なのか。

 彭少将の過激発言は14日、中国の新聞社が運営するニュースサイト「中国網」の座談会で披露された。軍事科学協会副秘書長の羅援少将も15日、人民日報が運営するニュースサイト「人民網」で、「私たちは戦争を全く恐れていない。一衣帯水といわれる中日関係を一衣帯血にしないように警告する」と脅した。

 これに対し、菅義偉官房長官は16日の記者会見で「領空侵犯機には国際基準に基づき厳正な措置を実施する」と反論したが、最近、軍関係者の強硬発言が際立っている。

 背景について、中国の習近平体制の揺らぎを指摘する向きがある。

 中国国内では、広東省の週刊紙「南方週末」の年頭社説が、当局の指示で中国共産党賛美の内容にすり替えられた問題で、「報道の自由」や「民主化」を求める抗議の声が上がっている。軍関係者の強硬発言は、この騒動に前後して発せられているのだ。

 「中国共産党の統制力が弱まるなか、国民の不満や怒りの矛先を外部の敵(=日本)に向けさせて、政権延命を狙っているのでは。当然、習近平新執行部の意向も反映されている。共産党幹部や軍幹部の腐敗も覆い隠すつもりでは」(官邸筋)

 ただ、反日教育がたたき込まれた中国の若者たちはインターネット上で、彭少将の開戦発言に「よく言ってくれた」「原子爆弾でお返しをしよう」と、好戦ムードを高めているという。

 日本は、厄介極まる隣国を持っているようだ。

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 ⇒中国軍少将 「日本が曳光弾を発射すれば開戦だ」と反撃を明言
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