北の核小型化「日本標的」 米専門家が結論「ノドンに搭載」<zakzak>

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北の核小型化「日本標的」 米専門家が結論「ノドンに搭載」
2013.03.09
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130309/frn1303091446003-n1.htm
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北朝鮮が一連の核実験で目指すとされる小型の核弾頭の装着対象は、米国本土にも届く長距離の大陸間弾道ミサイルICBM)ではなく日本全土を射程に収める準中距離弾道ミサイル「ノドン」だと米国政府関係者が結論づけていることが分かった。

 北朝鮮が2月12日に強行した3回目の核実験は核弾頭を小型化、軽量化して弾道ミサイルへの装着を可能にする目的であることは北朝鮮当局も言明していた。小型化が成功した場合、どのミサイルの弾頭とするのかは、北朝鮮当局が米国本土への核攻撃の威嚇を再三、強調していたため、北から唯一、米本土に届くとされる長距離弾道ミサイルテポドン2号」ではないかと観測されてきた。

 しかし米国議会調査局で長年、朝鮮半島研究を専門とし現在は戦略国際問題研究所(CSIS)研究員のラリー・ニクシュ氏は産経新聞との会見で「北朝鮮がこれまでの3回の核実験で目指しているのは、核弾頭を小型化して『ノドン』の弾頭として装着することだという見解がオバマ政権内を含む米側専門家らの間で一致した結論として定着した」ことを明らかにした。

 ノドンは北朝鮮が1990年代から保有する準中距離弾道ミサイル(MRBM)で射程は約1300キロ。韓国や日本全土、沖縄の米軍基地も射程に収める。現在は200基ほど保有して日本国内の中枢都市や米軍基地などを標的にするとされる。

 ニクシュ氏は今回の北朝鮮の核実験には高濃縮ウランが使用されたとも明言。日本への核の脅威が現実として迫ることとなる。

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