急変の暴風雪、立ち往生の車続出 北海道、740人避難<朝日新聞>

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急変の暴風雪、立ち往生の車続出 北海道、740人避難
2013年3月3日11時35分
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猛吹雪で動けなくなった車が相次いだ=3日午前10時15分、北海道大空町女満別北海道テレビ放送提供
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立ち往生となった車=3日午後0時10分、北海道網走市朝日新聞社機から、長島一浩撮影
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2日から3日朝にかけ北海道を見舞った暴風雪は、低気圧が発達しながら日本海側からオホーツク海へと抜けたため起きた。日本気象協会北海道支社によると、穏やかな天気でもすぐに暴風雪に変わり、天候の変化が急激だったという。

 同支社によると、2日午後7時すぎに中標津町で最大瞬間風速34メートルを観測、網走市では2日午後11時前に31・4メートルとなった。同市では、雪が強風で吹き飛ばされ、降雪が記録されなかったほどだった。

 北海道開発局によると、大空町女満別の国道39号では2日夜、一時200台近くが約6キロにわたって立ち往生し、町役場や消防施設などに計約130人が避難した。また北海道危機対策課によると、3日午前7時半現在、小清水町で約200人、北見市で約180人が施設に避難するなど、13市町で計約740人が避難している。

 斜里署には、2日夜から立ち往生で助けを求める電話連絡が多数届き、小清水町浜小清水の国道244号では約30台の車が立ち往生。出動したパトカーも吹きだまりで身動きができなくなった。このうち、同町小清水の女性公務員(24)の乗用車のエンジン付近から出火し、乗用車が全焼。女性は車外に逃げて無事だった。暖をとるため、エンジンをかけ続けていたという。

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