PM2.5大気汚染また悪化 食べてはいけない中国産「猛毒食品」(2013年2月)<日刊ゲンダイ>

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PM2.5大気汚染また悪化 食べてはいけない中国産「猛毒食品」
2013年2月18日
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▼全文転載


日本の食品を買う中国のカネ持ち
<ついに「重度汚染警報」>

 中国の大気汚染が再び悪化しはじめた。とうとう中国政府が「重度汚染警報」を発する事態になっている。ヤバイのは、多くの日本人が気づかないまま中国産の「汚染食品」を食べていることだ。もはや中国からの輸入食品なしでは日本の食は成り立たない。どうすればいいのか。防衛策はあるのか。

<視界悪化で高速は閉鎖>

 新華社電によると、17日、北京や天津、河北省、河南省でスモッグが拡大。北京の一部は視界が500メートル以下となり「重度汚染警報」が出された。あまりにも視界が悪いために高速道路は閉鎖。

 春節(旧正月)の長期休暇があけて経済活動が再開されたため、大気汚染が悪化したらしい。

 問題となっているPM2.5の濃度は、中国の基準の2倍を突破。日本基準の14倍に達した。中国科学院大気物理研によると、窒素有機化合物など4種類の危険物質を検出したという。

 日本の空がまた汚されるのは確実だ。九州だけでなく、すでに北海道旭川でも“基準値超え”を観測している。

 大気の汚れも不安だが、なにより心配なのは、汚染された農地で作られた中国の農作物だ。いまや、ファミレスや牛丼チェーンなどの外食産業、さらに冷凍食品やレトルト食品と、中国産の食品は日本の食卓にあふれている。

 PM2.5には、硫酸塩のほか、亜鉛、銅、スズなどの重金属も含まれているだけに、いずれ深刻な被害が生じるのは間違いない。食品ジャーナリストの郡司和夫氏はこう言う。
「PM2.5は、毒物です。地上に落ち、土壌に染み込んだら、農作物が汚染されるのは明らかでしょう。とくに小松菜、ホウレンソウなどの葉モノ野菜は要注意です。発がん性物質が含まれている可能性が高い。PM2.5は、農作物だけでなく、牧草を食べた家畜、海や川の海産物とあらゆる食材に影響を及ぼす。食物連鎖によって、人間の体に異物、毒物が凝縮する恐れがあります」

 最近は、中国からコメを大量に輸入しているが、コメはかなり危険だ。稲はカドミウムなどを吸収しやすい。中国米はセンベイなどの原料に使われている。

 ここ数年、日本人の血液を調べると必ず有機塩素が検出されるという。知らず知らずのうちに中国産の食品を口にしているからだろう。恐ろしいことに、中国のPM2.5の影響を受けて、九州の野菜まで「硝酸性窒素」が過多になりはじめている。どうやって「危ない食品」から身を守ればいいのか。

「生野菜ならば、緑色が濃いものは避けた方がいいでしょう。みずみずしく見えますが、硝酸性窒素が多いと、緑色が濃くなります。センベイなどを買う時は、原材料表示を見て選ぶべきです」(郡司和夫氏)

 消費者問題研究所の垣田達哉代表はこう言う。
「個人のレベルでは、防衛は難しい。国が検査をするしかありません。ところが、PM2.5のような新しい汚染物質は検査項目に入っていない。国はPM2.5が食品に与える影響も把握していないのではないか」

 中国のカネ持ちは、日本から食料を買い、中国産は絶対に口にしないそうだ。安倍政権は大急ぎで対策を取るべきだ。

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