【中国大気汚染】(PM2・5)関連記事<MSN産経ニュース>

【中国大気汚染】(PM2・5)関連記事<MSN産経ニュース


MSN産経ニュース
トップ>http://sankei.jp.msn.com/top.htm
【中国大気汚染】
中国、また有毒濃霧 マスク着用呼び掛け
2013.2.24 22:15
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130224/chn13022422180004-n1.htm
▼全文転載

写真URL>有害物質を含む濃霧で見通しの悪い北京市内(共同)
http://sankei.jp.msn.com/images/news/130224/chn13022422180004-n1.jpg

 春節(旧正月)から15日目の元宵節を迎えた24日、中国各地は有毒物質を含んだ濃霧に包まれた。中央気象台は警報を出し、外出時にマスクを着用するよう注意するとともに、元宵節を祝う花火や爆竹を減らすよう呼び掛けた。

 元宵節で春節期間は終了。25日から経済活動が本格的に再開するため、汚染が一層拡大する可能性が高い。

 北京中心部では数百メートル先のビルがかすむ中、所々で花火を打ち上げる爆音が響いた。中央テレビによると、北京の観測地点では6段階の大気汚染指数で最悪の「深刻な汚染」と、2番目に悪い「重度の汚染」を記録した。新華社電によると、江蘇、山西、河南、浙江などの各省も濃霧に包まれた。(共同)


MSN産経ニュース
【中国大気汚染】
5月ごろまで注意を 気象条件、越境しやすく
2013.2.21 20:34 [中国]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130221/chn13022120340016-n1.htm
▼全文転載



 国立環境研究所は、微小粒子状物質「PM2・5」の大気中濃度が高めの状態は5月ごろまで続く可能性があるとして、お年寄りや子ども、呼吸器などの持病のある人は注意するよう呼び掛けている。

 大原利真・地域環境研究センター長は「これまでの観測値を見ると、1〜3月くらいまでは(濃度の傾向は)変わらず、4、5月に高くなる地域もある」と説明。

 越境汚染の程度は、中国内での汚染状況に加え、気象条件の影響も大きく、春先は、大陸から日本列島に向かって風が吹き込む気圧配置になりやすい。移動性高気圧の中心が上海沖の東シナ海にあるタイミングで特にその傾向が強まるという。この冬に飛来したPM2・5による健康への影響について大原さんは「その分野の専門家の意見を踏まえると、あったという明確な証拠はないが、なかったとはいえないだろうという認識だ」と話した。



MSN産経ニュース
【中国大気汚染】
全国31%で基準値超え 1月末のPM2・5 越境汚染の影響と環境研
2013.2.21 19:42 [中国]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130221/chn13022119430011-n1.htm
▼全文転載


 微小粒子状物質「PM2・5」の大気汚染で、国立環境研究所は21日、1月31日の大気中濃度が全国155測定局の31%に当たる48測定局で環境基準値を超えていたと発表した。48測定局は愛知、大阪、広島など12府県にある。大気中濃度は西高東低の分布を示しており、専門家らは「一部で(中国など)大陸から国境を越えた汚染の影響があった」と結論付けた。ただ大都市圏では、地元での汚染が重なって濃度が上昇した可能性が高いとしている。

 同研究所によると、1月1日〜2月5日について、大気中濃度の1日当たりの平均値を分析。その結果、少なくとも1カ所以上の測定局で環境基準値の大気1立方メートル当たり35マイクログラム(マイクロは100万分の1)を超えた日は16日あった。基準を超えた測定局が最も多かったのは1月31日で、測定局の31%に達した。また、西日本を中心に1月13日前後、21日前後、30日〜2月1日の濃度が高めだった。



MSN産経ニュース
【中国大気汚染】
中国、都会でバーベキュー禁止? 草案にPM2・5大幅削減明記
2013.2.21 09:24 [中国]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130221/chn13022109280004-n1.htm
▼全文転載

写真URL>大気汚染が深刻化している中国・北京市内(AP)
http://sankei.jp.msn.com/images/news/130221/chn13022109280004-n1.jpg
 中国環境保護省は21日までに、深刻な大気汚染の改善策として都市部での野外バーベキューの禁止などを盛り込んだ政策の草案を公表、意見公募を始めた。

 汚染への対応の遅れに国民の批判が高まっており、環境改善に取り組む姿勢をアピールする狙いがあるとみられる。ただ中国では路上で鶏肉や羊肉などを焼いて売る露店が親しまれており“バーベキュー禁止令”に反発の声も上がっている。

 草案は、炭を燃やして出る煙などに含まれる微小粒子状物質「PM2・5」を2020年までに大幅に削減させるとの目標を明記。具体策として「人口が密集する都市部でのバーベキューを法律で禁止」することなどを掲げている。

 環境保護省の関係者は国営通信新華社に「都会ではバーベキューを控え、環境に優しい生活を心掛けてほしい」と呼び掛けた。(共同)



MSN産経ニュース
【科学】
大気汚染物質「PM2・5」 中国からの飛来量は平年並み
2013.2.18 08:52 (1/3ページ)[公害・汚染]
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130218/dst13021808580001-n1.htm
▼全文転載


図URL
中国から拡散するPM2.5のシミュレーション(今月1日午後6時の推定)。オレンジ色や赤い場所は日本の環境基準を超える濃度(竹村俊彦九州大准教授提供)
http://sankei.jp.msn.com/images/news/130218/dst13021808580001-n1.jpg

 ■専門家「冷静な対応を」

 中国に深刻な大気汚染をもたらしている有害な微小粒子状物質「PM2・5」が日本各地に飛来し、健康への不安が高まっている。だが、実は日本への飛来は10年以上前に始まっており、今冬も平年並みの見通しだ。呼吸器などに持病がある人は注意が必要との指摘もあるが、直ちに悪影響はなく、専門家は冷静な対応を呼び掛けている。(伊藤壽一郎)
                  ◇

 ■微小な粒子状物質

 PM2・5は特定の物質の名称ではなく、大気中に浮遊する粒子状物質(PM)のうち、直径2・5マイクロメートル(マイクロは100万分の1)以下の総称だ。ディーゼル車や工場の排ガスに含まれるすす成分が代表格で、硫黄酸化物や窒素酸化物など多様な物質を含む。

 直径は髪の毛の太さの30分の1程度と極めて小さく、普通のマスクでは防げない。肺の毛細血管に入り込むと、呼吸器だけでなく循環器系に悪影響を及ぼす可能性がある。日本では大気1立方メートル当たり日平均35マイクログラム以下、年平均15マイクログラム以下の環境基準が定められている。

 中国は急速な工業化が進んでいる上、今冬は寒さが厳しく石炭暖房の利用が急増し、北部を中心に大気汚染が過去最悪レベルに。一時、大気1立方メートル当たり900マイクログラムに達した北京市では、住民に外出自粛を呼び掛ける事態に陥った。

 日本でも今年に入って、九州から北海道までの各地で日平均基準を超える濃度が相次いで検出された。中国に近い福岡県では「大丈夫なのか」「どう対応すればいいか」など、住民から1日30件以上の問い合わせが県環境保全課に寄せられている。


 ■10年以上前から飛来

 こうした状況について、九州大の竹村俊彦准教授(大気環境学)は「PM2・5の飛来は10年以上前から知られており、今に始まったことではない。冷静に対応すべきだ」と指摘する。

 中国で発生したPM2・5は、冬の冷たい空気がふたの役割をして、あまり上空へ拡散せず、高度千メートル程度までの安定した大気層に滞留する。北京市が日中でも薄暗いのはこのためだ。

 この大気層は気象条件に応じて日本へ移動する。顕著なのは3〜6月で、東へ向かう春の移動性高気圧に運ばれてやって来る。北西の風が吹く冬場は時々来る程度で、南風が多い夏場は一番少ない。

 竹村准教授は2007年から、この飛来メカニズムを中国の化石燃料の消費量の推定値と気象条件に基づく拡散シミュレーションで解明。PM2・5がほぼ日本全域に到達することも指摘していた。

 国内での急激な不安の高まりについては「PM2・5が一般に知られていない中で、中国の汚染状況がショッキングに伝えられたためだろう」と話す。

 日本のPM2・5の環境基準が定められたのは09年。これを受けて各都道府県で観測システムの整備が始まったが、実際の観測は“最前線”の福岡県でも11年度から。全国的には、ほとんど知られていない存在だった。


 ■高濃度で「警報」も

 竹村准教授によると、日本へ飛来するPM2・5は通常、移動途中で海に落下するなどして、濃度は中国の10分の1程度に薄まるという。中国の濃度が過去最悪になったとしても、海への落下の増加などで、日本の濃度が比例して増えることはなく、「今年も平年並みではないか」とみている。

 11年度から今冬までの福岡市の観測データを見ても、同市西区元岡で環境基準を超えた日数は、昨年を大きく上回っているわけではない。

 健康への影響について、環境省大気環境課は「今のところ各地で基準値を超えるのは一時的なもので、長期間は継続していないため、直ちに影響はない」との見解を示している。

 ただ、影響がないのはあくまで健康な人で、呼吸器や循環器に疾患がある人は、濃度が高い日の外出を控えるなどの注意が必要との指摘もある。このため環境省は13日、専門家による検討会を急遽(きゅうきょ)設置。濃度が高い日は「警報」を出すことなどを検討しており、月内にも今後の対応方針を打ち出す計画だ。




MSN産経ニュース
PM2.5「健康に何らかの影響」 環境省が初の専門家会合
2013.2.13 22:13
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130213/dst13021322140013-n1.htm
▼全文転載


 大気汚染の原因とされる微小粒子状物質「PM2.5」の中国からの飛来が懸念される問題で、環境省は13日、新たに設置した専門家会合(座長・内山巌雄京都大名誉教授)の初会合を開き、市民に対し外出自粛などの注意喚起をするための暫定的な指針を月内にまとめる方針を確認した。

 会合後の記者会見で、委員の一人は「西日本の広域で濃度が高くなり、他の発生源のない九州の離島でも高濃度を観測したことなどから、大陸からの越境汚染の影響がかなりあったといえる」との見解を表明。

 別の委員は「環境基準の倍近い値が出た地域がいくつかあり、成分も従来、懸念されていた石炭燃料由来の物質が高かった。健康に何らかの影響があったと判断する」と懸念を示した。環境基準の大気1立方メートル当たり1日平均で35マイクログラム以下に対し100マイクログラムを超える地点もあったという。



MSN産経ニュース
【PM2・5】
肺がん、ぜんそく引き起こす恐れ
2013.2.9 08:25
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/130209/dst13020908270002-n1.htm
▼全文転載

 「PM2・5」のPMは「Particulate Matter」という英語の略で、「粒子状の物質」を意味する。2・5は「直径2・5マイクロメートル以下(1マイクロは100万分の1)」を表し、大気中に漂う微粒子の中でもとりわけ極小な物質だ。

 その小ささは、高機能ではない通常のマスクも通してしまうほど。肺の奥まで入りやすく、大量に吸い込むことで肺がん、ぜんそくなどの健康被害を引き起こす懸念が指摘されている。

 環境省によると、主な発生源はボイラーや焼却炉といったすすや煙を発する工場や、自動車の排ガス。中国に限らずわが国でも発生しており、平成21年に国の環境基準(大気1立方メートル当たり1日平均で35マイクログラム以下)が定められた。

 22年度の観測では、住宅地などの「一般大気汚染測定局」のうち、データが得られた34局中で11局しか基準値以下を達成できていない。幹線道路沿いにある「自動車排出ガス測定局」に至っては12局で1局のみ。環境省幹部は「中国からの影響だけでなく国内の問題もある」と話す。

 石原伸晃環境相は8日の記者会見で「専門家の話では現在、環境基準を一時的に超えても、健康被害に直結することは考えにくいのではないか」と指摘。一方で、「黄砂が関東、東北地方まで来るような恒常的な事態を想定し、専門家に指針を策定していただく」と述べた。



MSN産経ニュース
【PM2・5】
観測値提供呼び掛け 環境副大臣が自治体に
2013.2.7 14:14
▼全文転載


 田中和徳環境副大臣は7日の記者会見で、中国から飛来する大気汚染物質のモニタリングを強化するため、地方自治体に対し、汚染物質のうち微小粒子状物質「PM2・5」の観測データを提供するよう呼び掛けた。

 環境省は、ホームページ(HP)「そらまめ君」で各地の大気汚染物質の観測値を公表している。PM2・5の観測は全国の自治体が約550カ所で実施しているが、環境省のHPにデータを提供しているのは約220カ所にとどまる。

 田中氏は「自治体と連携し、詳細な状況分析をしたい」と強調した。




MSN産経ニュース
【PM2・5】
中国大気汚染なぜ社会問題化 史上最悪レベル・データ公開・市民の意識に変化
2013.2.7 00:11 (1/2ページ)[中国]
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130207/chn13020700120000-n1.htm
▼全文転載


 【北京=川越一】北京や河北省を中心に呼吸器疾患患者を増加させた深刻な大気汚染は、ピークを過ぎた6日になっても、大きな関心を集めている。慢性的な大気汚染を抱える中国でも、今回の状況は史上最悪レベル。気象条件や情報の公開、国民の意識の変化などが重なり、大きな社会問題に発展した。

 北京が茶色の濃霧に覆われ始めたのは、1月10日ごろだった。その後、呼吸器疾患を訴える患者が通常より1〜4割増加した。中国気象局は今月5日に行った記者会見で、汚染物質の排出量増加と、この時期、風が弱まり汚染物質が滞留したことを、大気汚染の深刻化の原因に挙げた。

 2011年12月にも、同じ原因で大気汚染が悪化、市内の病院で呼吸器の不調を訴える患者が急増した。ただ、この時は2日間で収束している。今回は深刻な状況が約3週間続いたことが大きな特徴といえる。

 北京の米国大使館は、呼吸器系疾患を誘発するとされる直径2・5マイクロメートル以下の微小粒子状物質「PM2・5」に関するデータを提供し、警鐘を鳴らし続けてきた。国際基準を無視してきた中国当局もPM2・5の濃度を計測し、データを公表。大気汚染の深刻さが数字で示されるようになったことで、市民の反応も変化した。


 PM2・5は今回、日本の基準値の25倍を記録。中国環境保護省によると、中国全土の4分の1を濃霧が覆い、約6億人に影響を及ぼした。中国気象局も「歴史的にもまれにしか見られないものだ」と認めざるを得なかった。

 中国誌「財経」などによると、中国の研究者は大気汚染で29万9700人の都市住民が早死にすると試算している。特にPM2・5は死亡率と密接に関わっていると主張。汚染水準が改善されなければ、北京、上海、広州、西安の4都市だけで年間8500人以上が早死にすると示されては、国内外の関心が高まるのもうなずける。

 中国各地では昨年来、環境問題に敏感になってきた市民らが、汚染源となりうる工場の建設や拡張に反対して抗議活動を行うケースが目立ってきている。環境保護を「国策」の一つに掲げながら、大気や水質の汚染を野放しにしてきた当局への不満も、今回の大気汚染をめぐる混乱の背景にありそうだ。




MSN産経ニュース
【まめちしき】
PM2・5って何?
2013.2.6 23:47
http://sankei.jp.msn.com/life/news/130206/bdy13020623480005-n1.htm
▼全文転載

 Q 中国(ちゅうごく)の大気汚染物質(たいきおせんぶっしつ)が、風(かぜ)に乗って日本(にほん)にも流(なが)れてくる可能性(かのうせい)があるんだってね。「PM2・5」っていう物質らしいけど、どんなものなの?

 A 大気中を漂(ただよ)っているすごく小さな粒(つぶ)のことなんだ。工場(こうじょう)から出る煙(けむり)や自動車(じどうしゃ)の排(はい)ガスに含(ふく)まれていて、大きさは直径(ちょっけい)2・5マイクロメートル以下。1マイクロメートルは1ミリの1000分の1だから、目に見えないほど小さいことがわかるよね。

 Q 吸い込むと、健康(けんこう)に悪(わるい)いの?

 A 小さい粒なので肺(はい)の奥深(おくふか)くに入り込みやすく、大量(たいりょう)に吸い込むとぜんそくなどの健康被害(ひがい)を引き起こす可能性があるんだ。

 Q 実際(じっさい)に中国から流れてきているの?

 A 大気中のPM2・5の多さが、国内(こくない)の基準(きじゅん)を上回(うわまわ)っている地域(ちいき)が各地(かくち)で出ているね。専門家(せんもんか)は、気象条件(きしょうじょうけん)などから判断(はんだん)して、中国から流れてきた可能性が高(たか)いと見ているんだ。

以上、「MSN産経ニュース トップ>http://sankei.jp.msn.com/top.htm」から全文転載