【新春美女対談】自民・片山氏×民主・安井氏「小沢氏はメディア対策を誤った…」★(3){zakzak}

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【新春美女対談】自民・片山氏×民主・安井氏「小沢氏はメディア対策を誤った…」★(3)
2013.01.10
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130110/plt1301100709002-n1.htm
▼全文引用

──「小沢政治」なるものをどう見ますか

 自民党片山さつき参院議員(総務政務官)「民主党の崩壊は最初の1年で始まったと思います。小沢一郎氏が幹事長として党を牛耳っていたときです。小沢チルドレンを引き連れて中国に行くなど、まるで朝貢外交でしたね。ついには天皇陛下のご日程にまで口出ししてしまった」

 民主党の安井美沙子参院議員「私は議員外交が悪いとは思いません。野党だった民主党が政権を獲って、海外のパイプを太くするために、やれる人がやれることからやっていこうという思いがあったのでしょう。訪中団もその一環と思いますが、成果に繋がったかというと…」

 片山氏「私は(小沢氏の所属した)『日本未来の党』が議席数を激減させた原因はこれだと思います。小沢氏はもともと親米派新自由主義者でした。彼の著書『日本改造計画』は強いリーダーが日本を自助・自立でよくするというものでしたが、それを体現したのは小泉内閣でした。小沢氏はこれに負けじと『国民の生活が第一』と方向転換し、勢い余って市民運動家嘉田由紀子滋賀県知事とくっつくところまで行ってしまった。これでは、両方の支持者は離れますよ」

 安井氏「メディア対策を間違えたのも敗因ですね。大手メディアの小沢さん潰しはすごかったじゃないですか。ですから、小沢さんは大手メディアを避け、ネットやケーブル、BSなどを重視した。脱原発の運動を大きく報じたのもネットでしたね。必ずしも、世相を正確には反映しているわけではないのに…」

 −−同じ第3極といわれた「日本維新の会」についてはいかがですか

 安井氏「私、国会議員になる前、橋下徹維新代表代行)氏の下で大阪府参与として1年間働いていたのです。橋下氏のリーダーシップや実行力がすごくて憧れていましたし、一緒に仕事をさせていただいたことが、政治家を志すきっかけにもなりました。でも、今回の衆院選では、あまりにも準備期間が短か過ぎてキャパシティ(=能力)を超えてしまったと思いましたね」

 片山氏「ちょっとキツいけど、結構言い得て妙ですね(笑)」

 安井氏「国政を十分に勉強する時間がない中で『参院の廃止』とか『衆院の定数半減』とか、思いつくままに発してしまったのでしょう」

 片山氏「竹島共同管理もそうですね。『防衛費対GDP1%枠撤廃』も言っていましたが、そんな枠は、もうとっくにないですよ」

 安井氏「学習して間違いに気づくと、素直に訂正できる人です。でも、有権者側からすると、それは不信に繋がる。私は橋下氏の将来に期待していたので、今回のことは残念です」

 片山氏「橋下さんは頭の回転が速く、ツイッターなどで討論しても面白い人ですよね。でも、『稼ぐ弁護士兼テレビタレント』で忙しいまま、府知事、市長に祭り上げられ、国政政党の代表代行になってしまった。このままでは、すり減ってしまうのが見えていて、かわいそうになる」

 安井氏「発信力があることが、アダになっていますね。発信力は高く保たなければいけないけど、それをサポートする体制ができていないのでしょうね」

 片山氏「参院議員の仕事についても情報不足です。参院は衆院とほぼ同じ委員会数に加え、調査会もあり、これらの審議を半分の議員数でこなすので、仕事量は多い。そのことを教える人がいれば、あんな『忙しい市長』と『忙しい参院議員』を兼職させろ、とは言わなくなるのでは」 (取材・構成 安積明子)

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