【新春美女対談】自民・片山さつき氏×民主・安井美沙子氏 「失望大きかった民主政権」 ★(1){zakzak}

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【新春美女対談】自民・片山さつき氏×民主・安井美沙子氏 「失望大きかった民主政権」★(1)
2013.01.08
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130108/plt1301080709002-n1.htm
▼全文引用

自民党片山さつき参院議員(総務政務官、右)と民主党の安井美沙子参院議員【拡大】
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 2013年の幕が開けた。政権交代は実現したが、日本経済の再生復活や、外交・安全保障の整備強化、東日本大震災被災地の本格的復興はこれからだ。一体、日本はどうなるのか? 自民党片山さつき参院議員(総務政務官)と、民主党の安井美沙子参院議員が語り合った。

 ◇

 片山氏「安井さんとは初めての対談ですね。よろしくお願いします」

 安井氏「先輩の胸をお借りするつもりで頑張りますので、よろしくお願いします」

 ──まず、昨年末の政権交代をどう受け止められますか

 片山氏「自民党が圧倒的な議席数を得ましたが、私は政権公約で訴えたものが全部受け入れられ、『白紙委任』をいただいたとは思っていません。当初、マスコミに持ち上げられた第3極が分裂・抗争を起こして、有権者に理解されなかった。それと、国民が民主党政権の3年3カ月に『NO』を突き付けた結果だと思います」

 安井氏「私は民主党が政権を獲得した09年は、まだ議員ではなく一有権者でした。あの時は、今回と違ってものすごく熱気がありましたね。『こんなに浮かれて大丈夫かしら…』と心配したくらい。それほど民主党に対する期待は大きかった。だから失望も大きいのだと思います」

 片山氏「政治は結果責任です。民主党政権時に『景気が悪かった』『円高が是正されなかった』『仕事が減って生活保護が増えた』…。これらへの国民の不満が大きかったと思います。それから、政権運営のマネジメント能力のつたなさが出たことですね。特に被災地の復旧復興や、福島第1原発の問題で顕著に見えました。これらの問題は、私たちがやっても難しかったのかもしれない。でも、官民一体化で『ヒト・モノ・カネ』をうまく動かしていくノウハウは、やはり自民党に一日の長があるという評価をいただいたと感じます」

 安井氏「民主党マニフェストで提唱した政策を個々に見ていくと、高校授業料無償化や農業者戸別所得補償など実現したものも数多くあります。ただ、それらが打ち消されてしまうほどに、できなかったことや、政権運営上の失敗が、有権者の方々には大きく見えてしまった。結果的に国民の期待を裏切ってしまったことは、どんなに説明しても説明しきれないと思っています」

 片山氏「自民党は政権を取り戻しましたが、安穏としているわけではありません。これから山のように降ってくる案件に、1つとして失敗できないという必死の覚悟です。党内は現在、すごい緊張感と熱意に満ちています。『この1年で、必ず日本を活気ある元気な国に戻さなければ』と張り切っています」

 安井氏「私たちも仲間が減って下野したとはいえ、最大責任野党として、これからも責任を果たしていくつもりです。この1年を、日本の再生に向けて精いっぱい頑張りますので、よろしくお願いします」(取材・構成 安積明子)

 ■かたやま・さつき 1959年生まれ。82年、東大法学部を卒業し、大蔵省入省。主計局主計官や国際局開発機関課長などを歴任し、2005年退官。同年、衆院議員に初当選。経産政務官、党広報局長を歴任する。10年に参院議員に当選。昨年12月の安倍内閣の発足に伴い、総務政務官に起用される。

 ■やすい・みさこ 1965年生まれ。89年5月、ニューヨーク大学を卒業し、翌90年から、マッキンゼー・アンド・カンパニーで企業の経営戦略策定に携わる。東京財団政策研究部研究員・政策プロデューサー、橋下徹知事時代の大阪府特別参与などを経て、2010年の参院選で初当選する。党幹事長補佐、国際局副局長。

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