海江田民主、崩壊危機 参院選にらみ離党者続々… 維新・橋下氏は分党を勧告｛zakzak｝

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海江田民主、崩壊危機　参院選にらみ離党者続々…　維新・橋下氏は分党を勧告
2013.02.22
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　海江田万里代表率いる民主党が「崩壊第２幕」に突入した。今年夏の参院選をにらみ、改選を迎える女性議員が２２日午前、党執行部に離党届を提出したの だ。別の男性議員も同日中に離党。党再建を目指す民主党執行部の衝撃は大きい。安倍晋三政権が国民から高い支持を得るなか、参院での民主党と自民党の議席 数も接近してきた。　

　「泥舟から逃げ出すというわけか…」

　民主党中堅議員は、離党情報を聞き、こうため息を漏らしたという。

　 離党届を細野豪志幹事長の事務所に提出したのは植松恵美子参院議員（香川選挙区）。川崎稔参院議員（佐賀選挙区）も離党届を提出した。昨年１２月の衆院選 惨敗後、離党者が出るのは初めてで、２人は無所属となる予定だ。このほか２０日には、党福岡県連が、現職の岩本司参院議員が公認候補の公募に応じなかった ことを明らかにしている。

　植松氏は会社経営を経て、２００７年参院選で初当選した美人議員で、今年夏に改選となる。川崎氏は日銀調査役を経て０７年に初当選。昨年１１月に不出馬を表明した。

　植松、川崎両氏の離党で参院民主党会派は８５人になり、第２会派の自民党（８３人）との差は２人に縮まる。

　こうしたなか、民主党と連立政権を組んでいた国民新党の自見庄三郎代表（参院議員）が２１日、自民党幹部に対し、国民新党の解散を前提にした両党の合併協議を申し入れた。国民新党には現在、自見氏と野間健衆院議員、浜田和幸参院議員の３人が所属している。

　 日本銀行の正副総裁人事を目前に控え、参院の過半数ラインは１１８議席（欠員、議長を除く）。自民党と公明党（１９人）を合わせて１６議席足りないが、植 松、川崎両氏と、自見、浜田両氏が与党に同調すれば、「何でも反対」の抵抗野党化しつつある民主党の協力を頼む必要性は薄れる。

　衆院選惨敗後、民主党は参院第１党として影響力を残してきたが、維新やみんなの党に、参院選での選挙協力を呼びかけても蚊帳の外。参院だけでなく、衆院でも複数の離党候補者の名前がささやかれているという。

　維新の橋下徹共同代表（大阪市長）は２１日、民主党について「僕らと同じような価値観の人もいれば、真逆の人もいる。党としては、もう体をなしていない。価値観（の違い）で分かれた方がいい」と分党を促した。

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