維新と公明と自民の選挙協力の「微妙さ」???

YAHOO!ニュース
師走の審判:12年衆院選 公明が自民候補推薦へ 維新選挙協力せず /奈良
毎日新聞 11月28日(水)15時55分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20121128-00000209-mailo-l29

山梨日日新聞
公明、全区で自主投票 衆院山梨
自民と協力不調
http://www.sannichi.co.jp/local/news/2012/12/01/2.html

MSN産経ニュース
「わかりました」維新が公明と選挙協力 大阪都議席奪還で利害一致
2012.9.7 22:46 [選挙]
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120907/lcl12090722490003-n1.htm


★3本の記事を読み比べると、全部、内容が異なります。公明は、維新と全面協力するでもなく、自民と全面協力すわけでもなさそうです。奈良県の場合は、毎日新聞によると
公明党側が求める名簿の提供などの条件をのんだとみられる。』
と言う事のようです。と言う事は、山梨県の場合は、「何らかの条件の折り合いが付かなかった」という事になります。


★おそらく、公明と維新選挙協力は、大阪と公明の小選挙区候補者のいる選挙区に、限定されるでしょう。現時点での小選挙区立候補状況を見ると、重複競合区は、ありません。

自民党公明党との選挙協力は、各県連単位でのこれまでの「親密さ」により対応が分かれるのでは、ないかと思います。従来のように、公明党の組織を挙げて、自民党候補を支援するような選挙協力は、今回は無いのでは??と言う推測も成り立ちます。

公明党を、そうさせたのは、夏ごろの「維新フィーバー」と自民・安倍総裁の『タカ派的政策』でしょう。原発政策では、完全に政策が分かれました。公明党は、元々「ハト派」的性格をもって政党綱領としています。自民党の今の政策では、自民党との完全な選挙協力は、「野合」の批判を免れない危うさを伴います。

★今回は、県連単位の判断に任せ、党本部としては、「フリーハンドの余地を残しておく」。これが、公明党の「裏戦略」のように見えます。

★中国政府が、「創価学会・池田会長」のルートから日中関係の打開を模索している動きも、オープンソースの情報から聞こえてきます。つまり、おおっぴらに公明党経由の局面打開に動いていると言う事でしょう。

★これに、『玉虫色』の公明党脱原発政策を加えると、公明党は両方の余地を残す方向で今回の選挙に臨むような気がします。

★「自・公・民」もあり、しかし「未来」中心の場合も政権参加の余地を残す。これが、公明党の意図するところでは、ないのかと推測します。