卒原発「未来の党」 嘉田知事が新党表明{東京新聞 TOKYO WEB}

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原発未来の党」 嘉田知事が新党表明
2012年11月28日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012112802000125.html
▼「東京新聞 TOKYO WEB」から全文引用


 滋賀県の嘉田(かだ)由紀子知事は二十七日、大津市内で記者会見し、脱原発を旗印にした新党「日本未来の党」の結党を発表した。これを受け「国民の生活が第一」と「減税日本・反TPP・脱原発を実現する党」(脱原発)はそれぞれ未来の党への合流を決定した。「みどりの風」は参院議員が党に残り、前衆院議員三人が合流する。環境派知事の決断は、乱立していた第三極脱原発勢力を結集させ、選挙の構図を大きく変える。 

 嘉田氏は会見で「未来をつくる政治の結集軸」と題した新党の基本政策を発表。原発への依存度を徐々に下げ、計画的原発ゼロを実現する「卒原発」、消費税増税前の徹底的な無駄排除を求める「脱増税」など六項目を示した。女性の政治、社会参加を進める「活女性、子ども」も訴えた。

 党の代表には嘉田氏が就任する。衆院選には立候補せず、知事は辞職しない。

 代表代行には、環境エネルギー政策研究所の飯田哲也所長が就いた。飯田氏は、橋下徹大阪市長脱原発路線のブレーンを務めていた。

 嘉田氏は党の理念となる「びわこ宣言」も発表した。

 衆院選東日本大震災東京電力福島第一原発事故後、初の国政選挙となるが、「原発のない社会に向けての議論は不透明のままだ」と各党への不満を表明した。

 その上で、隣県の福井県に全国最多の原発十三基が立地していることを踏まえ「原発事故の潜在的リスクが最も高いのは若狭湾に近い滋賀県、琵琶湖だ」と指摘。「このまま国政にメッセージを出さないと、琵琶湖を守ってきた先人、子や孫に申し訳が立たない」と新党結党に至った危機感を説明した。

 宣言には、京セラ名誉会長の稲盛和夫、音楽家の坂本龍一、俳優の菅原文太、ジャーナリストの鳥越俊太郎、脳科学者の茂木健一郎の各氏が賛同者に名前を連ねた。




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