ケンカ屋 橋下 格好のエジキ見つけて大喜び{日刊ゲンダイ}

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ケンカ屋 橋下 格好のエジキ見つけて大喜び
2012年10月19日
http://gendai.net/articles/view/syakai/139198
▼「日刊ゲンダイ」から全文引用


悪ノリ・ワイドショーは毎日批判を“実況中断”
 このところ精彩を欠いていた男が「格好の餌食」を見つけて、ギラギラしていた。18日の橋下徹大阪市長の定例会見。作家の佐野眞一氏が〈橋下の本性をあぶり出すため、彼の血脈をたどる〉と宣言して始めた「週刊朝日」の連載に対して、1時間以上にわたって、しゃべりまくったのである。
「僕は公人だから、一定の範囲で両親や先祖のことが必要に応じて報じられるのは仕方ないが、実父が生活していた地域の住所を表示し、そこが被差別部落の地域だと書いていいのか」
「橋下が許せない人格で、その理由を出自に求めるのは身分制度、優生思想、ナチス民族浄化主義を前提とした極めて恐ろしい考え。朝日は血脈主義、部落差別を肯定する新聞社だ!」
 とまあ、例によって、吠え出すとタテ板に水の連射“口撃”。どっちが週刊誌かと見まごうほどだったが、こうやって敵をつくり、攻撃をしかけ、自分をアピールするのは、この男の常套手段だ。そうして大衆の注目が集まれば集まるほどノッてくるのが扇動政治家、橋下だ。
 天下の朝日ならケンカ相手としても「格」は十分。その上、今回の週朝の連載にはメディア内部からも「やりすぎ」の声があり、もう週朝は謝罪した。橋下は勝てるケンカと踏んで、カミつき、思惑通りの展開になったということだ。
 こんな橋下のパフォーマンスを日テレ系のワイドショー番組「ミヤネ屋」は冒頭から延々生中継。橋下に利用されることを知りながら、「数字を取れるから」と便乗してしまうテレビ局。かくして「ケンカ屋」はますますツケ上がり、内心ホクソ笑んでいるに違いない。



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