小宮山洋子厚生労働大臣に「オークリッジレポート原爆黒い雨データに関する速やかな分析と情報公開を求める」要請書を送付

長崎県保険医協会
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小宮山洋子厚生労働大臣に「オークリッジレポート原爆黒い雨データに関する速やかな分析と情報公開を求める」要請書を送付

厚生労働大臣
小宮山 洋子 殿

平成23年11月8日
長崎県保険医協会
会長 千々岩 秀夫
http://www.vidro.gr.jp/katsudo/post-266.html

オークリッジレポート
原爆黒い雨データに関する速やかな分析と情報公開を求める要望書

当会は、1972年にABCC(原爆傷害調査委員会)のHiroaki Yamadaとオークリッジ国立研究所(ORNL)のT.D.Jonesが作成した広島、長崎原爆の黒い雨の人体影響に関するテクニカルレポート(以下、オークリッジレポート)を入手し、邦訳した。
オークリッジレポートは、爆心地から1,600m以遠で被爆し、黒い雨を浴びた236名について、放射線の人体影響を分析したものである。黒い雨を浴びた群では発熱、下痢、脱毛などの急性症状が高率に認められた。
これが事実だとすれば、「黒い雨による人体影響はない」とする、従来の定説が崩れる。また、既に報告した長崎、間の瀬地区の黒い雨と脱毛の多発に合致するものである。
オークリッジレポートは82冊が製本され、うち29冊がABCCに配布された。これまで国内では公になっていない。
放射線影響研究所放影研)に照会したところ、オリジナルデータより再現した結果、集計上の誤りであった、とのことであった。
しかし、むしろ重視すべきは、データ再現の過程で明らかにされた、放影研が黒い雨に関する情報(推定、1万件以上)を所有しているという事実である。
これだけの情報がありながら、黒い雨の人体影響に関する分析、検証は現在に至るまで行われていない。残留放射能が人体に影響しない根拠のひとつとなった原爆線量再評価DS86にも引用されていない。
残留放射能の人体影響は、被爆者のみならず、今や国民の最大の関心事となっている。
貴職におかれては、すみやかに放影研に指示し、黒い雨の人体影響に関する分析を行い、情報公開することを要望するものである。
以上








放影研は 1 万 3000 人の黒い雨データを即時公開すべき
厚生労働大臣・小宮山 洋子 殿 2011年11月30日)
http://no-nukes.doc-net.or.jp/activity/seimei/111130kuroiame.pdf

★阿修羅♪ >
広島・長崎原爆 「黒い雨」データ1万3000件あった 厚労相に公開を要望 
長崎県保険医協会 「しんぶん赤旗
http://www.asyura2.com/11/genpatu18/msg/331.html
投稿者 AAA+ 日時 2011 年 11 月 10 日 16:06:40: HRvoVvuTAqkVc

堀田伸永 放射能原子力日録
http://news.kyumei.me/?p=671



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